参考書関連

参考書の紹介 其の弐 〜英語編〜

ryu.です。
続いては英語ですね。この科目はやることが多い分参考書も多くなってしまいますが、順に見ていきます。それぞれ単語編や読解編などに分割していくので、大体の目安とともに紹介していきます。前回も言いましたが、あくまで僕の価値観なので悪しからず。それではいきます。
※4/7 フローチャート更新&一部文章改訂

※6/14 参考書の使用時期について各々言及 + 未使用参考書については別に記事にします

〜単語・熟語編〜

まずは単語についてです。これを知らないことには英語を読もうにも読めません。さらにいくら単語帳で単語を学習したところで、わからない単語が出てくる可能性は当然ありますしそれを推測できなければそこでおしまいです。そこでどれだけ緻密に英単語の根本を理解しているかが最終的に読解の成否を決める鍵になってきます。そのため、表層上の意味だけでなく根本から単語を「理解する」こと、その視点から、様々な単語帳を紹介していこうと思います。
結局のところ、ある程度の高みまで来ると一番苦戦を強いられるのはやはりここなんですよね…

1.ターゲット1900

【使用時期】高1春〜高2秋

僕の中では単語帳として一番有名だと思ってます。高校英語を考えると青(1900)で十分ですね。黄(1200)や緑(1400)は必要ないです。
高校範囲において基礎的な単語は全て網羅されており、受験英語においても初歩的な文章を読むにはこれで充分です。しかし、東大や京大などの難関大受験生にとっては少々心許ないかと思いますので、その後に新たな単語集をやるのもありだと思います。当然こちらの単語帳を仕上げてからですが。
加えて、後半になってくるとコロケーションや熟語などの追加情報が少なくなってくるため、難単語の覚えにくさと相まってかなり苦しくなってくることが予想されます。そのため、自分で適宜情報を補足するなどして調整していくといいと思います。

2.鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

【使用時期】高2夏〜高3受験期

名問・鉄緑会出版の単語帳。意外に持っている人多い印象。

名前こそ東大受験生向きですが、意外にも東大を受験する人以外もこの参考書を使っている人は多いです。特筆すべきはやはり、情報量の多さです。通常の単語帳には書かれていないような語源や接頭辞の解説、様々なコロケーションなどが用意されておりまた覚えやすいようにイラストを併記するなど様々な工夫がされています。これ1冊やっておけば単語・熟語において困る事はほぼありません。量こそ多いですが、所々ユーモアの感じられる解説が混ざっており、個人的にやっておいて損はないと思っています。東大受験生はもちろん、それ以外の方もぜひお試しあれ。

3.解体英熟語

【使用時期】高1秋〜高3受験期

z会出版の熟語帳。圧倒的な分厚さを伴っている。

これは英熟語に特化した熟語帳です。手薄になりがちの熟語がこれでもかと言うほど網羅されており、やっておく価値は非常にあると思います。英熟語となると、使用されている元の単語の意味から比較的ズレるなどとっつきにくいイメージがあると思います。それを補うように一つ一つの熟語に対して細かく解説がなされていたり、様々な意味を載せてくれていたりするので、かなり取り組みやすくなっているのではないかと思っています。とはいえ、依然として覚えにくいことには変わりない上に量も多いのが相まって挫折してしまいやすいと思いますので、手を出す際には注意してください。

 4.話題別英単語 リンガメタリカ

【使用時期】高2〜高3後期対策期(頻度は稀)


正直に言いますと、この単語帳はやらなくてもいいと思います。単語が難しい上に入試に出てこないような専門的な単語が多いですし。どちらかと言うと、人文系や医療系などの分野別に必要な知識が集約されている単語帳でもありますので、英文が出題される小論文であったりその系統の知識を深めるための本とみなした方が良いかもしれません。僕的には、この単語帳はキーワード集として用いるのが1番賢明かなと思います。ただし、かなり前に出版された単語帳なので、情報が一部現在のものと齟齬が生じる場合がありますのでそこはご注意ください。(例として、臓器移植承諾の問題など)

5.出る順パス単 英検○級シリーズ 

【使用時期】英検受験期(準一は高2第二回前の3ヶ月間)+高3受験期まで(頻度は稀)

英検には定番の単語帳。

英検を受験したことがある人はおそらく知っているであろう単語帳。かなり有名だと思います。しかし、大学受験にそのまま使えるかと言うと正直微妙です。なにしろ、一級や準一級に出てくる単語は東大や京大ですら出題しないような単語がほとんどなので、やってもオーバーワークかなと思います。二級のものがちょうどいい塩梅かなとは思いますが、それを使うのであれば別の単語帳の方が詳しく載っていることが多いですしそちらを使う方が良いでしょう。まぁ一応リンクは貼っておきますが。

〜英文法編〜

次は、単語・熟語と並んでとても重要になってくる英文法です。こちらも読解をする上で鍵になってきますし、東大や京大などの難関国公立では、単語自体は難しくないものの英文構造が難しいために意味を取ることができないという文が多発し、そうした部分が問題で問われるケースも非常に多いです。

なお注意ですが、文法についてはしばらくやらないと本当に頭からすっぽ抜けてしまうので、定期的にメンテナンスを忘れずに行いましょう。
大事な基礎を理解し定着させるために、どんな参考書が良いのか紹介していこうと思います。

6.基礎英文法問題精講

【使用時期】高1春〜高1秋

これもボロボロ。もう懐かしいな。

文字通り、高校英語の基礎的な文法をあらかた習得できる参考書です。自分は初学でこの参考書をやっていましたが、非常に有用でした。確か多いところだと7周ぐらいしていた記憶があります。例題や演習問題が多く作られているので非常に効率的に文法を定着させることができるでしょう。しかし、難しい文法については暗記に頼っているように感じられる部分もあります。また唐突に難しい語法を出してくるなどいけ好かない部分も見られますので、人によっては好みが分かれるかなと思います。デザインも若干古臭いですしね(笑)。

基礎英文法問題精講 3訂版

基礎英文法問題精講 3訂版

7.深めて解ける! 英文法INPUT

【使用時期】高1夏〜高1冬

圧倒的分厚さ。ちょっとマイナーかも?

こちらは問題がついていない類の文法参考書です。かなり分厚いだけあって億劫になってしまいがちですが、1つの文法についてかなり細かく解説されており暗記事項だけ列挙されているものではないので、わかりやすく文法を理解することができます。個人的にオススメです。
ただ、問題がついていない分アウトプットができないので、別に問題集などを買って問題に取り組むことも必要です。そうなるとこの参考書に書いてあるすべてのことを網羅できるというわけではないので、少々扱いが難しいのかもしれません。

深めて解ける! 英文法 INPUT (大学受験Nシリーズ)

深めて解ける! 英文法 INPUT (大学受験Nシリーズ)

  • 作者:成川博康
  • 発売日: 2014/10/14
  • メディア: 単行本

8. 英文法・語法問題 Next Stage[ネクステージ]

【使用時期】高1秋〜高2半ば(頻度は稀)

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文法問題集の中ではかなり有名な一冊だと思います。個人的に表紙が好きです。
内容こそ幅広く、通常の文法問題集では見られない語法やイディオム・発音やアクセントについての問題まで完備されていますが、少々肝心の文法の部分が希薄になっている印象です。特にどっかにおいても重要な助動詞や仮定法の部分が個人的に薄いかなと思っています。
また、解説も他のものに比べると補足程度にしかついていない部分もあるので、初学の人向きではないと思います。自分は、文法については他の参考書で、イディオムや発音・アクセントの部分を中心に回していました。

9.全解説 入試頻出英語標準問題1100

【使用時期】高2夏休み期のみ(非参考推奨)

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正直やらなくてもいいかも。

後に紹介する頻出英文法・語法問題1000の下位互換のような問題集です。基礎的な文法を確認するにはもってこいですが、難関大受験生なのにとっては少々内容のレベルが心もとないかなという印象です。正直ここはやらなくても良いかもしれません。

10.全解説 頻出英文法・語法問題1000

【使用時期】高2秋〜高3夏(頻度は少なめ)

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量が減った代わりに難易度は上がった。

一方でこちらはかなりお勧めです。基礎的な文法はもちろん、難関大で問われるようなシビアな文法までかなり細かく掲載されています。また、上の1100の方もそうですが、解説がかなり細かく丁寧なので文法問題集として質も高いです。さらに出題形式にもこだわっており、文法問題でよく出る穴埋めの記号問題のほかに正誤問題や整序問題など様々な形式での出題がなされており、演習にも向いています。

11.スーパー講義 英文法・語法 正誤問題

【使用時期】高3春〜高3受験期(頻度は稀)

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割とマイナーかな?この猫は中にもたくさん出てきます。

東大や難関私立で見られる正誤問題に特化した参考書です。正直これをすべての受験生がやる必要があるかと言われるとそうではないと思います。ただ、正誤問題にかかわらず文法問題を解く上で重点をおくべきことが説明されていたり、それに準ずる問題が多く載っていたりと非常に有用であることは間違いないです。レベルの高い問題が数多く収録されているので、文法に磨きをかけたい方はやってみるといいかもしれません。

〜英文解釈編〜

ここまでは基礎を詰め込む段階でしたが、いよいよそうした基礎が実際の英文の中でどう使われているのか実戦形式で習得していく状況になります。まだこの段階で、和訳の仕方や文と文の相互関係について理解を深めていくという感じになると思います。ここから先はレベルも幅広く、同じレベルでも様々な参考書がありますのですべては紹介しきれませんが、可能な限り拾っていこうと思います。

12.基礎英文問題精講

【使用時期】高1春〜高1冬(頻度多)

まあまあボロボロ。

まずは不朽の問題精講シリーズから1冊。正直英語のこのシリーズの中では1番有用かもしれません。どのレベルの大学を受験する方にも基礎づけにオススメです。
この問題集は大きく3つに分かれており、それぞれ総括すると構文把握編・文の関係編・演習編ですかね。難しい文章を切り崩す上で必要になってくる基礎的な構文把握力が身に付く上に、問題数もかなり多いのできちんとアウトプットしながら実力もつけていくことができると思います。
ただし、この問題集をやりきるには相当な根気が必要です。1つの編が終わった時での演習問題の数がとても多いので、かなりだるく感じると思います。実際自分がそうでした。問題数が多すぎることを除けば、この参考書をやっておいて間違いないかなと思います。

基礎英文問題精講 3訂版

基礎英文問題精講 3訂版

13.基礎英文解釈の技術100

【使用時期】高1夏〜高1冬始め(不完全)

カバー剥げてますが。

こちらも有名ではないかなと思います。
上のものと同じように、基礎的な構文把握力を身に付けることができるのですが、個人的に説明が冗長で項目が100個と非常に多いので、上のものよりもだるく感じてしまい、自分はこれを途中でやめてしまいました。 正直ちょっとオススメができないかなぁと言う印象です。ただ僕の根気がないだけなのかもしれませんが。

14.ポレポレ英文読解プロセス50

【使用時期】高1冬〜高2夏

ポレポレはスワヒリ語で「ゆっくり」。

さっきのものより少しレベルの上がった英文解釈のための参考書です。これを最初の段階でやるのはあまりお勧めできません。全体的に難易度が高く、その中でもとりわけ難しい問題は基礎ができて痛い人には手がつかないレベルなので、きちんと基礎ができている人がさらに実力を伸ばすためのものと考えて良いかなと思います。
実際の問題でどのような部分が問われているのか、難しい文をどのように切り崩して考えるのか細かく説明されていますので、非常に価値のある参考書だと思います。

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

15.英文解釈の透視図

【使用時期】無
よくポレポレと同程度の難易度の参考書として挙げられるものです。内容もよく似ていますが僕はやってないので、書店でパラパラと見た上での感想になってしまいますがご了承ください。
正直めちゃめちゃ良いです。受験時にやっておけばよかった。難易度こそ高い(多分後に出てくる標問と同じくらいか)ものの、構成もよく基礎から英文解釈を習得できると思います。もちろん文構造を取る練習もするのですが、それ以上に文章を理解するために必要な部分を汲み取る練習ができ、ここが個人的に良いなと思っています。オススメです。

英文読解の透視図

英文読解の透視図

  • 作者:篠田 重晃
  • 発売日: 1994/01/20
  • メディア: 単行本

16.英文和訳演習 中級篇

【使用時期】高1冬〜高2夏(ポレポレと同時進行)

これと同じような表紙の本たくさんある。

今度は和訳に特化した参考書です。問題の難易度としてはポレポレや透視図と同じ程度と考えてください。
構文把握力が掴めてもいまいち和訳のやり方がわからない、とか和訳でよく減点される、とかいった人もいると思います。今の入試英語では英語を読み取る力だけでなく日本語での表現力も試されていますので、そこを鍛えておかないと苦しいなと思います。そこでこの参考書が個人的にお勧めです。採点基準が事細かに書かれているだけじゃなくそれについても詳しく解説されているので、やっておいていいかなと思います。中身はモノクロで装丁も若干古臭いですけれど。

英文和訳演習 (中級篇) (駿台受験シリーズ)

英文和訳演習 (中級篇) (駿台受験シリーズ)

17.英文標準問題精講

【使用時期】高2夏〜高3受験期


僕の知ってる中で1番レベルの高い英文解釈の参考書です。標準とか言いつつ要求しているレベルは相当高いです、まぁいつものことなんですけど。
構成としては基礎のものと大体同じですが、あれほど整然とした中身にはなっていない感じがしますね。文章自体は良い題材が多いですね、有名作家の原典を扱っているものがほとんどです。(そのため難易度が上がってしまっているのですが…)また、この参考書の難点として、和訳のレベルが非常に高い部分がある点が挙げられます。正直実際の入試で和訳をする段階になるとこのレベルの和訳はちょっと無理なのでは?と思ってしまいます。「燦然と太陽が照りつける」「心の銀幕の上に」「空前の暴威」とか可能なんですかね…。ですが、大半は目指しておきたいレベルなので、難関大を受験する方はやってみていいと思います。

英文標準問題精講

英文標準問題精講

〜長文読解編〜

いよいよ実際の演習です。長文を読んでそれを把握する練習をしていきます。特に難関大を受験する方は英文解釈だけではなく、文章そのものを理解する国語的能力にも磨きをかけていかなければいけません。あとでこの二つについてはレベル別に分けていこうと思います。

18. 英語長文 ハイパートレーニング

【使用時期】レベル2:高1夏/レベル3:高1冬〜高2春

写真は2と3のみ。

自分は2と3をやっていました。ここはまた英文解釈でどうにかなる範囲のレベルです。深いことまで問うてくる問題は少ない上、語法を聞く問題が多すぎるんじゃないか?とも思ってしまいます。英文解釈が自分に定着しているのかの確認に加え、長文を読む体力をつけるのに活用するくらいでいいかなと思います。
2はそれこそセンターと同レベル、3も難関とはいえそこまで難しい内容が聞かれるわけではないです。

(注:確か新装版が出ていたと思うのでそっち推奨)

19.英語長文 レベル別問題集

【使用時期】レベル4:高1夏〜秋/レベル5:高2春〜夏/レベル6:高3夏〜受験期直前

東進のレベル別問題集のうち長文編です。自分は4,5,6の三冊をやっていました。

レベルとしては4はハイトレの3、5は中堅国公立、6は難関〜最難関国公立レベルです。6はやる時期を間違えて一度挫折したことがあります。

こちらはハイトレとは違って文章の読解にも比重が置かれているので難解な文章へのステップアップとして確実なのでは、と思います。しかし、それぞれのレベル間の乖離が大きいので(特に5と6)気をつけましょう。

20.やっておきたい英語長文

【使用時期】高3夏〜秋

文章の語数によりレベル分けされているものですが、個人的にオススメはこのシリーズの700です。英文解釈や文章理解、精読力など様々な力を養うのに適しています。その上、これは中堅私立以上を狙う人には誰でもかなりやっておいてほしい問題がほとんどです。

あとこの上に1000もあるのですが、これはさらに難易度が高いので力をつけるのには良いのですが必ずしもやる必要はないのかなと思います。

その名の通りこれはやっておいた方がいいです。

やっておきたい英語長文700 (河合塾SERIES)

やっておきたい英語長文700 (河合塾SERIES)

  • 発売日: 2005/05/01
  • メディア: 単行本

やっておきたい英語長文1000 (河合塾シリーズ)

やっておきたい英語長文1000 (河合塾シリーズ)

  • 作者:杉山 俊一
  • 発売日: 2007/08/01
  • メディア: 単行本

21.TopGrade 英語長文問題精選

【使用時期】高3夏〜受験期

表紙かっこいい。

難関大の問題と併せて独自の和英要約問題が課せられており、文章全体を理解して言葉でまとめる力を養成できるものです。
難易度としては東進のレベル6あたりです。ただ私立大の問題によっていたり、東大の要約や慶應の超長文など極端な出題も目立ったりしてます。しかし、実力がつけられるような問題ですのでやって損はないですし、多様な形式になれるという意味では有用です。

ただ、独自の英語で要約する問題は大学によってやるかやらないか決めるのでいいと思います。

TopGrade 難関大突破 英語長文問題精選 (Noblesse oblige)

TopGrade 難関大突破 英語長文問題精選 (Noblesse oblige)

  • 作者:村瀬 亨
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: 単行本

〜英作文編〜

英作文も二次試験でよく出題されます。ところがやはり英文読解とは勝手が違ってくるので独自に対策をしておくとより点数につながると思います。
英作文の勉強の段階には二段階あると思っています。まずは「英借文」。基本となる例文を頭に入れておいてその形を応用することで文を作る、といった手法です。これは英作文の基礎であり、文構造の引き出しにも使えるのでやっておくべきです。もう一つは「和文和訳」。こちらは、英語にない日本語に特有の表現を英語と親和性が高くなるように日本語の言い換えをすることです。これができないで文字通り英語に直してしまうと意味が通じなくなってしまいます。
いずれも英語での表現力を上げるために必要な練習になってきますので確実にこなしていきましょう。

22.英作文のストラテジー

【使用時期】高2夏〜高3夏(徐々に頻度薄)


自分が英作文で使っていた参考書はほぼこれ一冊のみです。我々がよく間違えがちな文法・語法や頻出の表現の使い方が一通り網羅されています。それだけではなく、日本語では気づかないような英語表現のニュアンス、日本語表現ではほとんど気にしない時制についてなど英作文で必要な事柄は事細かく説明されているのも特徴です。
もちろん英作文をやっていく上ではある程度単語や熟語、語法などの知識が頭に入っているのが前提になってきます。そこをしっかり身に付けてからこの参考書をやってみると力が確実に伸びていくことでしょう。ただ見た目の厚さに反して量は非常に多く濃密なのでご注意ください。

23.英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

【使用時期】高3期(頻度は稀)

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難関大ではこちらの自由英作文の形式も多いです。自由英作文は英語表現も必要ですが、自分の意見をぱっとその場で作り出せるかが肝なので、あまり自由英作文向けに対策をというのはあまり推奨しません。しかし、ある程度の書き方を熟知しておくことで書きやすくなるのも事実です。
そこで自分はこの参考書を使っていました。開幕の50ページ以上にわたって様々な書き方を学ぶことができ、その後いろんな形式で自由英作文の問題に取り組んでいきます。ここまでやっておけば自由英作文には慣れるでしょうし、考える力もつくのではないかと思います。当然、本番で何が出るかわからない上、これだけであらゆる自由英作文に対応できるというわけではないので、普段からこのような議題に対して考える力を養っておくと自由英作文には対応しやすいのかなと思いますね。

大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

  • 作者:大矢 復
  • 発売日: 2010/01/18
  • メディア: 単行本

〜リスニング編〜

多くの人はリスニングを二次試験で使う事は無いとは思います。ですが、東大や一橋大などリスニングが出るところはかなり難しく難易度が設定されているので、独自のリスニング対策を取る必要があります。しかし、世に出ている参考書の中でリスニングに特化しているものはかなり少なく、学習が難しい状況にあるのではないでしょうか。そこで、二次試験対策にとって有用なリスニングの参考書を紹介していきます。

24.キムタツ 東大英語リスニング

【使用時期】高2秋〜高3夏(早め推奨)

灘高の先生監修。多分殆どの人は知ってると思う。

数少ないリスニング参考書の中で知る人ぞ知る鉄板の参考書です。二次試験にリスニングを使う受験生はこのシリーズをやっておけば問題ない、といっても過言ではありません。
こちらの赤いほうは、センターレベルの多少ゆっくりめのスピードから二次試験レベルの少々速いスピードまで徐々にレベルが上げられていくので、リスニングに慣れていない人でもとっつきやすく、リスニング力の向上に貢献してくれるはずです。
なおリスニングの学習法についてですが、ただ問題を解くだけでなくその後何をするかが非常に大事です。よく行われているのがシャドーイングや音読、ディクテーションなどです。この本にも書かれていることですが、自分で発声できない音は言われても聞き取れるわけがないので、その引き出しを多くしておくという意味でも必要な訓練になりますし、発音の仕方を実際に口に出すことで学ぶという面もあります。

25.キムタツ 東大英語リスニングSUPER

【使用時期】高3冬〜受験期(早め必須)

 キムタツシリーズからもう1つ紹介します。こちらは先に紹介した赤い方とは違いかなりレベルが高いです。読まれるスピードが速いだけでなく、背後にノイズが混ざっているなどこちらが聞きにくくする加工が施されているのでより緻密なリスニングの力を鍛えることができます。
僕が実際に受験したときは、教室の後ろ側と言うこともあり放送の音がかなり小さかった上に椅子のきしむ音などで音声がすぐかき消されてしまう状況でしたので、かなり焦ってテンパってしまった記憶があります。(あの時近くを通過したパトカーマジで許さん)そうならないためにも、こうした状況を想定してリスニングの対策をすると言うことも必要になってくるのではないかなと思います。
こちらはリスニングの基礎がなっていない方には少しオススメできません。ある程度の実力からこの本をやっておけば必ず力になるのでぜひ試してみてはどうでしょうか。

26.英検分野別ターゲット 英検準一級 リスニング問題150

【使用時期】英検受験直前2ヶ月

写真は準一級のもの。

最後にリスニングの参考書で英検シリーズのものから1つ紹介させてください。英検の中でも、準一級からはイギリス英語の発音やその他の地方の訛りが入ってきたり読むスピードが格段に上がったりと難易度が劇的に増してきます。これは東大英語のリスニングにも見られる特徴です。そのため、単語とは違ってこちらは二次試験の対策に転用してくることも可能だと思っています。個人的には準一級の難易度がそこにベストです。

英検準1級リスニング問題150 (英検分野別ターゲット)

英検準1級リスニング問題150 (英検分野別ターゲット)

  • 発売日: 2006/03/01
  • メディア: 単行本

参考書ルート〜結局英語の勉強ってどう進めればいいの?〜

(4/7 更新)

まずそれぞれ難易度ごとのフローチャートを見ていきましょう。それぞれ以下のような感じになります。

以上の順で進めてもらうのですが(とはいえ自分で決めていただいて構わない)、もちろんそれぞれ独立しているわけではないので、相互的にどう進めるべきか書いていきます。

全体的流れとして、「ツールとその使い方→実戦形式での演習→派生した使い方の練習」を意識するといいです。

まずツールですが、基本となる単語や熟語、英文法や語法です。ここをまずある程度固めていきましょう。まだこの段階では基礎的な部分だけでいいと思います。上のフローチャートで言うと、レベルにまで押さえておけば問題ないです。

続いて英文解釈や長文読解を通じて使い方を自分の頭に浸透させていきます。この中で初めのツールについての知識も向上していくはずです。と同時に、ツールが錆びつかないように定期的にメンテナンスをしましょう。この段階で、英文解釈や長文読解についてはレベル2、英文法についてはレベル3まで行えると良いかなと思います。

その後、さらにレベルの高い参考書で技術を洗練させていく流れです。そこと少し前のタイミングで、派生した部分(リスニングや英作文など)へ手を伸ばしていくのでいいと思います。

以上ですかね。あと一つ助言しておくと、英語は自分が信頼できる先生を見つけておくことをオススメします。独学で続けていくとどうしても読み方が独りよがりになったり主観が混ざったりしてしまうので…。

英語は入試の上でも必須になってくる科目ですので、成績の伸びこそ見えにくいですが地道にコツコツ取り組んでいきましょう。

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