〜英文法編〜

次は、単語・熟語と並んでとても重要になってくる英文法です。こちらも読解をする上で鍵になってきますし、東大や京大などの難関国公立では、単語自体は難しくないものの英文構造が難しいために意味を取ることができないという文が多発し、そうした部分が問題で問われるケースも非常に多いです。

単語についても言える話ですが、文法についてはしばらくやらないと本当に頭からすっぽ抜けてしまうので、定期的にメンテナンスを忘れずに行いましょう。
大事な基礎を理解し定着させるために、どんな参考書が良いのか紹介していこうと思います。

6. 基礎英文法問題精講

【使用時期】高１春〜高１秋

文字通り、高校英語の基礎的な文法をあらかた習得できる参考書です。自分は初学でこの参考書をやっていましたが、非常に有用でした。高校時代に一番最初にやり込んだ参考書ですし、多いところだと7周ぐらいしていた記憶があります。
例題や演習問題が多く作られており、実戦の中で英文法を定着させていくスタイルですので、非常に効率的に文法を定着させることができるでしょう。ただ、難しい文法については解説が薄くこちらの咀嚼に委ねている部分も時々見られるので、人によって好みが分かれるかなと思います。基本的に単純に回数を重ねつつ演習を進める使い方が良いのではないしょうか。

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7. 深めて解ける！ 英文法INPUT

【使用時期】高１夏〜高１冬

こちらは問題がついていない類の文法参考書です。かなり分厚く１からやるのは億劫になってしまいそうなビジュアルですが、実際文法の解説がかなり読みやすく構成されているので、見た目以上にとっつきやすいと思います。1つの文法についてかなり細かく解説されており暗記事項だけ列挙されているものではないので、わかりやすく文法を理解することができる優れものです。個人的にオススメです。

ただ、問題がついていない分アウトプットができないので、これを辞書と似た利用法をするなどして別に問題集などを買って問題に取り組むという使い方が賢明でしょうか。自分は別に後述の文法問題集を買っていたのでわざわざこちらを買うことはしませんでしたが、同著者から出た英文法のOUTPUT編というのもあるのでこちらをやってみるのでもいいでしょう。しかしここで他の問題集をやるのとは違って、インプット編とアウトプット編がダイレクトに繋がっているため定着にはかなり後押しをしてくれることでしょう。

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8. 英文法・語法問題 Next Stage［ネクステージ］

【使用時期】高１秋〜高２半ば（頻度は稀）

文法問題集の中ではかなり有名な一冊だと思います。個人的に表紙が好きです。
内容こそ幅広く、通常の文法問題集では見られない語法やイディオム・発音やアクセントについての問題まで完備されていますが、少々肝心の文法の問題が希薄になっている部分がある印象です。特に読解において重要な仮定法などの部分が個人的に薄いかなと思っています。
中身についてですが、問題数が多く一つの問題にかける解説量が少ないので結構薄味な解説になっている感じはしますね。また、見開きで左に問題、右に解答・解説というレイアウトなので、解答別冊の他の問題集と比較しても使いやすい構成になっていると思います。

一応ですが、自分は、文法については基礎英文法問題精講がありましたので基本的にそちらで済ませて、イディオムや発音・アクセントの部分を中心に回す使い方をしていました。

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9. 全解説 入試頻出英語標準問題1100

【使用時期】高２夏休み期のみ（非参考推奨）

後に紹介する頻出英文法・語法問題1000の下位互換のような問題集です。選択式の文法問題を基礎的なレベルで網羅した雰囲気であり、割と分野ごとに難易幅広く必要事項を総なめにできるような参考書だと思います。
文法の基礎事項の定着度を確認するにはもってこいですが、それゆえ難関大受験生などにとっては少々内容のレベルが心もとないかなという印象です。

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10. 全解説 頻出英文法・語法問題1000

【使用時期】高２秋〜高３夏（頻度は少なめ）

一方でこちらはかなりお勧めです。基礎的な文法はもちろん、難関大で問われるようなシビアな文法までかなり細かく掲載されています。また、上の1100の方もそうですが、解説がかなり細かく丁寧なので文法問題集として質も高いです。

さらに出題形式にもこだわっており、文法問題でよく出る穴埋めの記号問題のほかに正誤問題や整序問題など様々な形式での出題がなされており、演習にも向いています。

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11. スーパー講義 英文法・語法 正誤問題

【使用時期】高３春〜高３受験期（頻度は稀）

東大や難関私立で見られるような正誤問題に特化した参考書です。正直文法問題集としてはかなり難易度が高い上に正誤問題に特化しているという問題の構成上、これをすべての受験生がやる必要があるかと言われるとそうではないと思います。ただ、正誤問題にかかわらず文法問題を解く上で重点をおくべきことが説明されていたり、それに準ずる問題が多く載っていたりと非常に有用であることは間違いないです。

レベルの高い問題が数多く収録されているので、文法に磨きをかけたい方はやってみるといいかもしれませんね。

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