ryu.です。
今年の受験に関して質問箱の方でリクエストいただいた話題を少し。平均点37.96点(河合塾Kei-Netより)という驚異的な低さを叩き出した今年の共通テスト数学1Aの問題についてです。
友人に今年受験生だという人がいたのに加えてその時から結構この話題について騒がれていたため噂には聞いていましたが、リクエストが多かったので私も実際に解いてみて所感をここで述べてみようと思います。
結果の方は…
結果としては94点でした。ケアレスミスこそあったものの、しばらく物量系の問題に触れていなかった身としてはなかなか良好な出来なのではないでしょうか。一応選択の3と4はどっちも完答でした。
まあ受験数学で散々威張ってた人がノーストレスで満点取れないのはどうなんだという気もしますが、今回難しかったですし本番も満点じゃないので見逃してください…(めっちゃダサいこと言ってる)。
解いてみての全体的所感
問題自体の難易度としての話をするならば、さほど高度すぎることが要求されているわけでもなかろうとは思います。
ただ、際立って難しい問題を見ることもないですが、かと言って簡単な部分が目立ったわけでもなく全体的に一つ一つの問題が小骨を抱えているような難易度感に思われます。しかも分量も相当多かったので時間内にこれを自分の実力に合った事前の想定量通り正確に処理し切るにはより数段高レベルな地力を要求されたはずです。
俺如きにはまず無理。てかなんでこれ満点おんねんアホやろ。
そのため、どのレベル層にとっても想定よりずっと時間的にハードな戦いになったのではないでしょうか。
また特に、論理的思考を問う集合と論理の範囲や参照するパーツや要素が異常に多いデータ分析の範囲は、全体の分量もあってかなり重く感じたことでしょう。東大京大レベルを受験するような上位層が点数を大幅に落としたのいうのも納得です。
個人的に当時の記憶では数学1Aは範囲により問題の性質が違うため分量というよりはバランス型の印象だった気がします。そのため戦略とケアレスミスとの勝負だった記憶があるのですが、2Bの問題のように物量要素が強まるとその戦略性介入の余地も正確さも落ちますから、「むずいのは分かるけど、思ってたんとはなんか違う…」というのが率直な感想でした。
いずれにせよ、今回の受験生は全体的に難化した共通テストに振り回され大変だったとは思います。遅くなりましたが、たいへんお疲れ様でした。
最後に、今回の自分の点数は時間や環境等の制約が緩い状態での解答ですので、点数の指標等としてはあまり参考にならないということをご承知ください。
あとは次のページで気になった大問を取り上げてこの記事を〆ることにします!
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