共通テスト関連

センター・共通テスト地理Bのコツ

ryu.です。
今回は要望が多数ありましたので、センター地理B(共通テスト地理B)についてのお話です。理系の人にとってはおそらくかなりの関門になっていることでしょうし、そろそろ共通テストに向けての対策の時期に本格的に入っていくので詳しく書いていきます。ちなみに私はセンター試験自体は地理で94点だったのですが、正直に言うとそれまでの練習段階における点数は90点台にすら乗ったことがありません。そのため地理が得意な人間としての立場から話すことはできないと思いますので、そこだけはご了承ください。なお、共通テストに向けて多少傾向が変化したような部分についても触れていけたらなと思います。

地理の勉強段階

まずは、センター試験までにやっていた勉強の話です。基本的な流れとしては「授業の復習がてら基礎がため→過去問やセンター型模試過去問で演習」という感じになっていました。

まずは前半の方を。普段は当然理系ですので地理に時間を割くことはできませんが、受験には使う科目のため多少は勉強していないといけません。基本的にセンター直前期までは毎回の授業の後にその日に復習をするといった感じでした。系統地理であればその単語や特徴などを、地誌の部分であれば各地域の全体的・固有の特徴について押さえることを重視していきます。特に個々の国などに固有の特徴に関してはここでしっかりと押さえておくと後が楽です。例えば南アジアでの主流の宗教はこれ、少数派はこれ、のような。自分はやっていませんでしたが白地図を利用するのもありだと思いますし、正直使っていれば良かったとすら思っています。また、実際のセンターや共通テストの問題を解く上では「この国は裕福/貧困でこの産業が強い」みたいなざっくりとしたイメージ感が重要になってくると個人的には思っていますので、この段階で多少それを考えられるとなお良いと思います。また資料集などを通して図や写真とともに理解するのも非常に良いでしょう。
一応注意ですが、自分は高三の夏休み頃から授業や補修で東進センター型模試などの過去問を扱ってもらえていたので、多少知識以外も詰めはしていましたが解き方を理解するのに言うほど時間は必要でないので正直些末だと思います。それにそこでの復習も足りない知識の補足がメインでしたし。

続いていよいよセンター直前期ですが、まずそもそも自分の想定としては12月上旬〜中旬からに相当します。この時期から普段の勉強がセンター色の方が強くなってきていたので、毎日1時間半程度は地理に割くことが出来ていた状況です。ここまできたら後はひたすら演習量を積んで解き方を理解していくだけです。基礎を理解していた部分も抜けていることでしょうし、多数の問題を捌きながらそこを思い出しつつ解く上で必要な考え方を養成していきます。地理は比較的他の社会科目に比べて記憶に頼っている部分が少ないので、問題に対する対処法は知識そのものとは別で鍛えましょう。

解く上で意識していたこと

以上見てきて分かる通り、地理の問題を解く上では単に知識を蓄えているだけでなく、その問題の解き方や戦法の様なものも併せて手に入れていく必要があります。特にセンター試験や共通テストには特有の形式の問題(組み合わせ6択、整序式4択など)が多く出題されており、それに対しても適切に対応することができることが大切です。そこで、問題を実際に解く上で気をつける点についてここからは見ていきます。とはいえ当たり障りのない様なことしか書けはしないのですがね…。

選択肢は全部吟味する

最初はもう基礎中の基礎といった感じですが、特に4択問題で「この地域・国に該当するものはどれか」の様なものに適応されます。もちろん、正解を選ぶ上では1個だけ分かっていれば問題ないのですがそれだとどうしても判断材料に欠けますし、数値にしても特定のものに対する各国の輸入額だの生産量だのの数値を「大体このくらい〜」などと言ってインプットしようとするのは野暮極まりありません。ですから、基本的に相対判断に頼ることも大事です(もちろん例外はありますが)。普段の練習から全部の選択肢が各々どれに当たるのか考えてみるようにするのも十分良い勉強になると思います。
また、似たようなものとして、選択肢から得られる情報をなるべく多く入手して判断材料をこじ付けでもいいから増やすというのも意識してみるといいでしょう。先に述べた絶対・相対評価もそうですが、資料の至る所や問題文の中にも「何を基準に考えたらいいのか」を判断できるような特徴が散布されています。こうした情報を侮る事勿れということです。闇雲に選ぶだけというのは時間がないとかよほどのことでなければ禁物です。

一つ例題を用意してみましたが、多少なりとも雰囲気がわかってもらえれば幸いです。

この問題ですが、題材自体レアメタルのマンガンの輸入量となかなかコアな知識を要求しているようであり、そんな知識を蓄えているような受験生は、まして理系であれば殊更まれです。ですが、もちろん判断材料はあちこちに散りばめられています。一度自分で考えてみてください。

まず、問題文中の開幕に「鉄鋼の生産など様々な〜」と書かれているので、この問題においては「鉄鋼」をキーにして考えていけば良いことがわかります。そうしたら後は各選択肢がどれなのかを考えるだけですが、絶対的な数値と相対的な数値関係、そして変動の仕方をベースにそれぞれ考えていきましょう。まず、急進型の①と緩進型の②についてですが、この時期に鉄鋼の進歩が見られたのはBRICSに属しているインドと漢江の奇跡などで力をつけた韓国に該当するでしょう。そして、その中でも比較的伸びの率が高いのがインドということになる訳です。したがって、答えは韓国を選ぶので②番ということになります。どちらかを絞るのはなんとなくイメージでも分かると思います。そして残った停滞型の二つですが、当然かのように日本とスペインです。後は相対的にどちらの方が活発かを考えていくと、高度経済成長の影響もあって世界で上位にも君臨していた日本が③ということになります。最悪その知識が無かったとしても、スペインよりは日本の方が鉄鋼のイメージがあると思うので十中八九正解にはたどり着くことができるはずです。ね、簡単でしょう?

各パラメータで出題されそうな知識を特に注視

問題演習をしていく中で、「ああこれなんだっけ、覚えてなきゃいけないやつじゃん!!」みたいになることもあると思います。練習の段階でそれが出てきたらぜひ「実戦に生かすにはどう言った知識を蓄えておくのがいいんだろうか」などを意識して復習なりインプットなりに当ててみてください。この生産物と言ったらこの地域・国、のような知識から、実戦の上では最近進展してきているならこの辺りの可能性!とか「人口一人当たり」の数値が異様に小さいのはあのあたりの国か…?などの多少表には系統立てられていないであろう知識などもかなり有効です。もちろん、地理の世界にも化学などと同じように例外や周りに比べて固有の特徴を持った部分も出てきますので、そうした知識には特に目を光らせると良いでしょう。
また、新たに共通テストになるにあたって、より資料を読み込んで問題を解く形式(知識もそうだけど資料の読み取りの方が獣医されているような問題/センターでいうところの第6問によくあったやつ)が重視されていくことになるかと思いますので、知識を詰め込む以外にも資料を素早く適切に読み解く力を養成していきましょう。経験がある方も多いと思いますが、第6問の地図読み取りなどは前知識の有無に関係なく異常に時間がかかりますが、そのくせ全体の時間にはあまり余裕がありません。したがって、今後はよりその力が問われていくのではないか、と勝手に思っております。

まとめ

と、ここまでセンター・共通テストについてみてきましたが正直冒頭で述べた通り、この科目もちょっとやったくらいでは満点に近い点数を叩き出すには心許ないですし、幅広い知識を深く押さえていないといけないので基本的に80点台からは伸ばすのがかなりキツくなってきます。ちなみに筆者はこの前のベネッセ駿台のマーク模試の問題を解かせていただいた、で地理の点数は88点とかだったと思います。ただ、やり方とコツ、そして何を意識して知識などをインプットしていけばいいのかを考えるだけで問題の解き方が一気に明瞭化されてくると思いますので、この記事がその辺りの啓蒙になってくれればいいかなと思っています。

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