模試やテストの見直し等について

受験全般・メンタル面

ryu.です。
今回は模試や定期試験の反省や見直しについて書いていこうと思います。よく言われている通説通り、試験は復習して初めて完全に自分にとっての糧にできると思っています。ではその重要な要素になってくるであろう復習の質はどうやったら高められるのか。自分なりの意見や経験を交えて書いていこうと思います。

復習はなるべく早めに満遍なく

まずは試験が終わって復習をするタイミングについてです。もちろんこれに関しては早い方が良いです。なんならその試験の全日程が完全に終わったその日に復習を始めているのが理想だと思います。そしてどんなに時間がかかったとしても1週間後には復習を終えているのが良いでしょう。
というのも、普段の勉強にも言えますが、一度やった問題は直後に復習する方が問題に対する記憶も鮮明であるので定着度が増すからです。実際、復習する中でも「どの段階でできなくなったのか」「どの思考過程が自分に足りなかったのか」「どうしてこの考えに至れなかったのか」をよく考察するでしょうし、その中で当時の自分の状況を分かっているはとても大切です。さらに、早い段階で終わらせておくことで普段の勉強にもしから学んだことを活かすことができるものですので、こうした意味でも復習は早めにやっておくことが望ましい(というか早めにやる必要があるもの)です。
加えて、理想を言うのであれば、どの教科についても復習をしておくことが良いです。ただし、もちろん完璧に分かって回答できた問題については復習する必要はないですが、そうした問題でも解説には有益な情報が隠されているケースがあります。そのため、一応最初に解説を一読するなどする段階(自己採点の段階でも構わない)では目を通しておくことを推奨します。その中で、当然自分ができなかった部分については納得がいくまで突き詰めていくようにすると良いでしょう。

緩急をつけて復習を

ただ、満遍なく復習をする必要があるとはいえ、復習にこだわり過ぎていては普段の勉強にも支障が出てしまいます。そこで効率的に復習をしていくことが大切ですが、具体的にどうするのか書いていきます。

    • 重視すべきはもちろん解けなかったところ
    • 復習するスパンも考えて
    • 解き直しや気づいたことなどはノートなどにまとめておこう

最初については皆さん分かっていると思いますが、重要視するべきは出来なかったところです。スポーツ選手の練習もできない部分を徹底的に練習していくと思いますが、それと同じことです。普段はもちろん基礎的なことをやるのも大事ですが、こうした模試等の復習においては自分の出来なかった部分が浮き彫りになったり現状を再確認したりするためのものですから、こちらにフォーカスを当てていきましょう。
そして、もちろん一度の復習で全てやりたいことが頭に入るわけがありません。そんな人ははっきり言って人間をやめています。ですから、そうした模試の直しなどはノートなどにまとめておいて後で確認できるようにしておき、復習直後は良く参照するなどしておくと良いでしょう。また、特に解くのに苦労したもので解けるように押さえておくべきと感じた問題については何回か日を開けて解くようにしてみると良いかもしれません・

意識するポイントは明確に

もちろん、普段の勉強においても復習する段階においては何かしらのことを意識してやるものだと思います。ただ無闇矢鱈に回数を積むのが復習の目的ではないことは皆さんも重々承知のことでしょう。自分は問題の解き直しと自分なりのまとめをしていましたが、模試の復習において自分が意識しておくべきかなと思う点をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

    • 足りなかった知識は何か
    • どんな考え方が足りなかったのか
    • 解けなかった/誤答してしまった原因は何か
    • 次につなげるためにどうするか

問題が解けなかったのは、何か自分にとって必要である知識や考え方が欠落していたor足りていなかったからでしょう。
そこで復習の際に重要になるのはそれの内容をしっかりと分析してみることでしょう。問題を解き直したり回答を読み込む中で自分に足りなかった知識が出てくるものでしょうし、また「ここさえ辿り着いていれば解けたのに」となるような自分の頭にはなかったような考え方が見えてくると思います。そこでそれをしっかりと明らかにしつつ、自分の中に吸収していけば良いと思います。
そこで、次にどう繋げていくのかを意識してみましょう。もちろんその回のテストで出た問題と全く同じものが出題されるわけではありませんし、そのままの知識を詰め込んだだけではのちに活きてくるとは限りません。そこで、さらに力にしていくためにも、今回足りていなかった知識の範囲を鑑みてその分野を一度復習し直してみたり、より普遍的に活きてくるような考え方に変換したり(ファジーな言い方ではあるものの)などと、利用の仕方はいくらでもあります。特に後半については国語や英語について復習をするときに重要かもしれません。英語においてどうすればその説明の回答になるのか、化学ではどこに視野を重視してどこに着目する姿勢があれば必要な要素をもっと盛り込めたのか、解答解説の範疇を超えて自分なりに研究してみることで確実に以降の勉強において力になってくれるはずです。自分が気をつけていたポイントについては以下に記載します。(特に重要だと思う部分は太字)

全体
□ 全体の時間配分や戦法については?
□ 不十分なら自分のメンタル面?見積もりが甘い?
□ 自分のコンディションはどうだった?
□ 自分の実力や必要条件的にどこまで押さえておけば充分?
□ 今後の勉強で今一度方法を見直す必要はある?

英語、国語等
□ 暗記事項は十分だった?
文章の内容はしっかりと分かっていた?解釈の誤りはなかった?
□ 解答の判断基準に誤りがあった?
□ もっと良い表現はなかった?
→ □ だとしたらどうすれば気付けた?暗記不足?
□ 必要な要素が何故拾えなかった?
→ □ 読み落とし?読み間違い?文章の流れや相互関係が追えていない?
そもそも模範解答はこれで良いの?自分の回答は何故ダメ?(批判的思考)

数学、化学、物理等
□ 基礎的な暗記事項は頭に入っていた?
解けなかった部分は基礎解法の抜け?それとも考え方?
考え方なら、何故そこに至れなかった?
□ 記述や議論は今一度チェックしてみて大丈夫?
記述に抜けていた要素はどうすれば拾えた?
□ 他の解法については確認しておくべき?

また、普段の勉強にも言えることです(し、自分も散々言っていることです)が、一つの題材はとにかく徹底的にやり込んで自分のものにしていきましょう。どの問題でも、どの教科においてもこういった姿勢は大事です。

もちろん実力だけが全てじゃないとは思う

もしくは本番による補正が働いていた可能性もあります。試験を実際に受けている場と練習として普段勉強をしている状況というのは必ずしも一致しませんから、なんらかの不都合や有利が場の違いで働くのもあると思います。現に自分は普段の勉強の場ではよく計算ミスをしてしまうのですが、本番になると極端にその割合が減るように思います。(というか普段意識しなさすぎであるだけのような気もしますし、仮にそうであったとしたら傾向としては良くないですね…)ですので、自分ができなかった状況を一度整理してから分析することは非常に大切になってくるのかなと思います。
これに付随して、この問題に関しては単に計算ミスが原因で解けなかったから良いや、などというのは個人的にはいただけません。模試などの実際の試験を受ける状況においてミスをするというのは意識しないと治せませんし、もっと重要視して然るべきかなと思います。本番は小数点以下の点差によって合否が決定するような戦いです。くれぐれもミスにはストイックになっていくようにしましょう。

まとめ

以上、今回は模試やその他テスト終了後の反省や見直しについて書いていきました。最初にも言ったことではありますが、模試は復習までやって初めて自分のものになっていくものだと思いますし、皆さんも復習を大切に勉強に打ち込んでみてください!

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