受験体験記

過去問 利用のすゝめ

ryu.です。
今年の大学入試もあと半年弱というところまで迫ってきましたが、そろそろ過去問に手をつけ始める人も中にはいるのではないでしょうか。今回はその過去問の個人的な使い方等の話について書き留めていきたいと思います。私の経験がメインの話になりますので、全てのひとに当てはまるわけではないことはご了承ください。

まず過去問に対する私自身の個人的な考え方

個人的には過去問は「相応の実力を手に入れた人がさらに伸ばしつつも、メインはその大学に向けて実力をシフトチェンジするためのもの」といったように認識しています。つまり、あまり素力を伸ばすために使うものとは思っていません。というのも、普段の問題集とは違って全てが解ける必要もありませんし、時間の管理についてはいつも以上に重要です。そして問題自体もその大学の色が滲み出ますし、そうした点からも「実力:シフトチェンジ=3:7」くらいに考えておく方がいいのかなと自分は思っています。
ここまでのような観点から過去問を本格的に始めるのはもっと遅く、私の場合は昨年の11月頃でしたが、で問題ないと思います。もちろん実際に塾や問題集に引っ張りだこにされているような某大学もあるので一概にそうとは言えませんが、基本的にはそうした認識で大丈夫です。私立本命であれば10月半ば、国公立前期であれば11月、共通テスト対策なら12月くらいで自分は問題ないと考えてます。もちろん実力があればそれ以前でも全然構わないと思います。

私の過去問事情

続いて個人的な過去問事情についてです。というよりも、私がどのように過去問を使っていたかについて書きます。
私は昨年の11月頃(秋模試の結果が出た辺り)から東大の過去問を解き始め、そこからは基本的に過去問を中心に解いていくという感じになっていました。基本的に英語や数学、そして理科を中心に取り組んでいましたね。なお、直近の数年間に関しては受験の直前までにとっておきたかったので、基本的には最初のうちには25ヵ年を用いて比較的離れた年のものを取り組みつつ難易度の高い普通の問題集(数学:掌握/物理:標問など)も合わせるといった感じです。そして12月半ばごろからはセンターの対策の方へシフトチェンジしつつも過去問には触れ、センターが終わってからは残った直近のものをひたすらやっていくという感じです。この頃は以前にブログで紹介させていただいたz会の直前演習と並行してだったのでかなり忙しかったですね。
それでは、各教科について詳しくペース感や取り組み方について書いていきましょう。
まずは数学。基本的には1年分を1セットでまとまった時間で解き、それを復習するというのを1日で取り組みました。年度によっては掌握と合わせて数問ごとに分けて取り組むなど、柔軟に(というかやりたいように)ですね。1年分をセットで取り組んだ時に復習量が多くなることも加味して翌日まで復習を延長する時もありました。ちなみに理科2科目についても大体同じ感じになります。もちろん解いているときは全部解き切ろうとは考えないわけですから、復習についてはそうした部分が解くべき部分だったのかや全体的に解法としてはどうすべきだったのか吟味をする感じになります。なお、年度についてはどちらも25ヵ年全て解きましたし、特ペースとしては1年分は2〜3日に1年分くらいだったと思います。
逆に英語や国語に関してはセンターが終わる前までは各大問に絞って普段の問題のように取り組んでいましたが、センターが終わるにつれ1年分ぶっ通しで行なっていく感じになります。こちらに関しては数学などのように並行して取り組んでいた参考書がなかったので、基本的に過去問をやり出してからはそちら一択でした。上の数学や理科に比べるとやった年度については少ない(だいたい英語20年分、現代文5年分弱、古典10年分程度)のですが、国語の古典や英語の要約とリスニング等、部分的にかなり多くの年度のものを取り組んでいたのも事実です。また、とかないでも良い様な問題がこちらに関してはほとんどないので、基本的に時間をしっかりと測って解き復習をしていく感じになります。

教材

ちなみに利用していたのはセンター含めて赤本と、鉄緑会の方で出版されている東大過去問題集4冊です。基本的には鉄緑会のものを使用し、カバーされていない範囲は赤本で対応する、といった感じでしたね。それらを含めて過去問演習に用いるであろう参考書について少し触れてから終わりにしたいと思います。

東大受験者用/鉄緑会問題集

まず東大受験者には鉄緑の過去問について説明しましょう。天下の最難関大受験生御用達の塾、鉄緑会が出版している過去問題集です。問題を解く上でのポイントや発想、そして採点基準や様々な点に着目した幅広い解法が添えられているので、普通に一問題集として非常に有用であるように思います。古典編をはじめとして、要所で見られる口のキツさも多少気になりますが…
こちらを使用するのであれば載っている過去問が本番と(恐らく)全く同じレイアウトが使われているのもあり(数学除く)、普通に時間を測って過去問演習というのが望ましいかと。また、先に述べたように採点基準や科類ごとの目標点、取るべき/押さえるべきポイント等情報の質量共に随一なのでこれを積極的に活かさない手はありません。(特に最難関クラスでは)素力を上げるのにも十分持ってこいだと思います。少々値段が張ってしまうのが難点でもありますが…。

赤本・青本

続いて、おそらく多くの人が使用することであろう赤本や青本について。こちらに関してはもう演習として使うのが最も良いのではないかと思います。なお、この二つはどちらの方が良いかという議論によくなりますが、正直どちらでも良いと思います。青本の方が解説が丁寧であるので、その方が良いという方はそちらを買うことをお勧めしますが。
また、これと合わせて『〇〇大の△△(科目) 25カ年』などの特定の大学に関してはその教科ごとにより幅広い年度のものをカバーしているものもありますが、難関大受験生はこちらも活用すると良いでしょう。こちらに関しては時間を測って演習というよりも、一般的な問題集のように一問一問解いていって素力を付ける目的で行うのもありではないでしょうか。逆に年度ごとに問題が整理されていないので演習として使用するには厄介かもしれませんね。

まとめ

いくらどれだけの実力を備えていたとしても、あらゆる試験でいかんなく実力が発揮されるとは限りません。これは普段の模試でかなりの点数が取れるにも関わらず定期テストはそれほど高得点にならない人がいることからも分かりますし、それなりに対策は必要ということです。志望校の実際の入試で実力をしっかりと出し切るために、過去問を使って志望校に向けてのシフトチェンジをしていきましょう。

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