2020.7 下半期開始/夏休み前

 ryu.です。
 ここ最近の山梨(注:出身地)はしょっちゅう雨が降っています。昨今の状況を考えると積極的に外出をしようとは思わないのですが、やはり外に出られないというのはなんとも気が晴れないものですね。しめやかな雨の音に耳を傾けるのも雅ではありますが。Lisztの”Un Sospiro”でも聞いておきましょう。
 さて今年も半分が過ぎましたね。なんか、自分も半年前にはセンター前を嘆いていたのかと思うと何故か受験時の頃が遠い昔のような気がしてしまいます。今年はここまで自分の中では非常に変化が大きいように感じていますが、実際授業のオンライン化や外出自粛の影響もあって実感としてはまだあまり湧いて来ていない印象です、残念なことですが…。また先日、大学のクラス会があったのですがロケーションの関係で行くことができず…。早く皆と実際に対面してみたいものです。(とても楽しそうだった)

 さて、今回は何も胡散臭いモノローグだけをしに来たのではもちろんありません。去年のこの頃の自分の状況や今年のビジョンについて少しだけ書いていきたいなと思います。ただ、今年は異例の状況ですのであまり参考になるかはわからないですが。

 当然受験勉強についてですが、時間や生活リズムに関しては今までと大差ありません。平均すれば平日に4〜6時間、休日に10〜12時間程度です。学校に通って、放課後に自習や、ある日は塾の授業を夜遅くまで、という日常のルーティンです。ただ、この頃(受験まであと8ヶ月)とはいえ勉強以外の趣味にはまあまあ傾倒していましたよ。それも日によっては一日中友達と遊んでいることもありました。それに漫画に手が進み始めたのはこの頃だったかな…。
 ただ、勉強時間に関しては質が伴って初めて意味をなすので、単に長くやっている人が偉いというわけでは当然ありませんし。集中して量を詰め込んで勉強してもやり方によってはそこまでしないほうが効率いいというケースも十二分に考えられます。残酷な話ではありますが。まあ「それなりの努力」と考えても良いくらいの時間は欲しいですけどね。この時期の勉強時間に関しては今年の状況でも変わらないと思います。

 ただ、進度について。これは少し話が変わって来ます。先日入試の範囲を狭めるようにという指示があったり「基本的にそうはしない」と大学側は言ったりと、混沌とした状況下にあるのが事実です。先にこちらの話からしておくと、自分は範囲は変わらないという方に一票です。というか変える前提で勉強していたのでは周りの受験生や合格生に対して不利を被る可能性があります。そもそも学問というのはその分野が独立して「微分積分複素数!」と存在しているのではありませんし、多角的な視野を養う意味でもより多くの分野を知っていることはアドバンテージになります。一例として、有機化学の考え方を知っているだけでも他の分野においての価値はあります。これをまして自分から放棄しに行っているようではいけないかなあ、というのが自分の所感です。大学後に入ってからも同じようなことが言えます。
 ところが、そう理想を語ってみたところで公私の格差などから履修に甚大な遅れを生じているケースがあり得ます。本来であればこの時期には大抵の範囲の基礎固めは終了しているべきとも言えるのですが(自分も遅かった理科はこの時期から新演習/名問へ)。おそらくこの差を埋めるために夏休みの返上があるのだと思いますが、本来の夏休みのような莫大な自習時間は取ることが厳しいのではないでしょうか。すなわち授業の復習もしながら自分の勉強もして行かなくてはいけない状況にあると言えるでしょう。ですので、ここからどれだけ頑張れるかが勝負の分かれ目のようにも感じます。言い換えれば、その日の授業でやった内容は確実にその日に押さえていき、自分でやっている勉強もその進捗速度を落とさないように、という理想にどれだけ近づけるかが勝負でしょう。本気で志望校合格を考えているなら、やってみる価値は十分にあると思います。こんな立場から言えるような話ではありませんが…。
 いずれにせよ、夏休みが終わる頃には全範囲は終えていたいですね…。

 また、この頃から人によっては冠模試の過去問などに着手する頃でしょうか。今はまだ志望校のレベルとの差に絶望してしまうこともあると思いますが、実力を推し量るいい機会でもあります。気軽にと言ったらアレですが、まだ全然可能性はあると思って問題に挑んでいきましょう。もちろん、フィードバックは確実に。実際の本試験目標 -(50~70)点程度取れていればまだなんとかなります。あまりそう楽観的になっていられないのも事実ではありますがね…。

 夏休み前、受験戦争が本格化する本当に一歩前です。周りと差をつけるべく、また本格化したのちにもついていけるように今のうちからエンジンの調子を上げていきましょう。散々言っている話ではありますが、もちろん休息も大事です。
 ここから時期によってはよりどぎつい内容の記事を書いていくことも増えるかと思いますが、今月もよろしくお願いします。

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