ryu.です。お久しぶりです。
ブログに戻ってきたとはいえあまり受験のことには突っ込まずTHE・ブログみたいな感じでいこうかと思ってます。まあバカみたいに難しかった共通テストの話とか色々人から受験の話はちょいちょい聞いているので、気が向けばその辺の話もしようと思いますが。
とりあえず今回は医学部入ってから一番焦った体験をした話をします。
組織学本試験の話
日付は2021年12月23日。医学部難関科目の一つである組織学の本試験が昼に執り行われた。この日、私は大学生活最大の危機を味わうことになった。
赤門携える本郷キャンパス内の医学部2号館大講堂にて午前10時開始となるこの試験だが、その10分前にとある一人の大学生は御茶ノ水駅で人の波に揉まれていた。
この状況がいかに苦しいか。
東大の通学環境に精通しておらずよく分からないという人は以下の画像を見て欲しい。撮影した時間の関係はあるが、それなりに距離が有り10分前にここに居ては間に合う方が難しい。端的に言うと「ヤバい」状況である。
当然彼もそれは承知である。大きなカバンを背負って苦悶の表情を浮かべつつ人の多い通りを全力疾走する彼の姿は、それはそれは滑稽で不可思議に映ったことであろう。
どうしてこんなことになってしまったのか。
ことの発端
その前日の深夜、日付を跨いで尚もその日の試験の対策に励む一人の大学生がいた。
時刻は2:30。大方の目処がつきそうという頃、既にかなり遅くまで時間が経過したことに気付いた彼は、徹夜のまま試験に臨むことにして、最後の調整と称し知識の再詰め込みに夢中になっていたのである。無論、この選択は試験の「遅刻」を恐れていたからである。
彼の家は東大の本郷キャンパスから遠く、電車を最低3本乗り継いで行く必要があり、その移動時間も1時間半を超えるか否かというレベルである。すなわち、試験開始の10時に間に合う為には諸々の支度を踏まえても8:00には家を出ておくのが望ましい。
その数日前から別の試験で疲弊していた彼は、この時間から就寝すると長時間の熟睡を決め込む可能性も大いにあると考えたのであろう。この判断の時点で余程疲れている。
しかし、この判断はあらぬ結果を招くこととなった。
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