参考書関連

z会利用を通じて

ryu.です。
『ストライヤー生化学』と『マクスウェル方程式から始める電磁気学』、『解析入門Ⅰ』届きました。夏休みはとりあえずこの辺りを頑張る予定です。
今回はz会の利用を通じて自分が実感してきたことについて書いていこうと思います。z会の通信講座は地方の人にとっても大手の予備校の対面授業よりはアクセスしやすく、有用な教材として十分価値があるものだと思います(もちろん、金銭面などの問題はどうにもできませんが…)。ですが、その教材も使い方を誤るとオーバーワークによる破滅や不完全燃焼による無駄を引き起こしかねません(自分も多少なりともその節はある)ので、自分の実際の利用を通じて気づいた点など書き留めていけたらなと思います。

実際に受講していた教材

まずはここから見ていきましょう。おそらく自分は普通のz会受講者よりも多くの講座をとっていた部類になるのではないかと思います。ちなみに高校2年生の頃から利用していましたので、そこから書いていきます。

高校2年時の教材(4月から)

本科 トップレベル英語、トップレベル数学、トップレベル国語
専科 東大総合演習、専科化学、専科物理、リスニング演習

まずは高2の時です。この時期の教材についてそれぞれ見ていきます。
本科の方ですが、テキスト教材と添削問題のセパレートタイプになっています。使い方としてはテキスト教材の方をまず自分で進めておいて、添削問題をその都度解いていく、という形になります。テキストは最初の段階で1年間分全て配られているため、人によっては先取りして範囲を進めておくことで自分の学習とも連関を持たせつつ取り組んでいくことができると思います。ここの使い方が結構難しかったりもするのですが。添削問題については、トップレベルについては名前の通りかなり難しいですので場合によってはテキストに立ち返ったり他の参考書を参照してみるのが良いかなと。

続いて専科の方です。こちらについては自分が特化して取り組みたいと思う分野を抜粋して受講できる区分になっています。その中で自分が取っていたのが上の4つです。
基本的にこちらについては本科と同じようにテキストがついてくるパターンのものと、毎月配られる冊子にテキストや内容と添削問題が一緒に入っているパターンの二つがあります。リスニングについては前者なので軽く行きますが、全体的な内容としては場面や特徴的な表現に応じて毎月のテーマが分かれており、それを取り組んでいく中でリスニング力も上げていこうというものです(あくまで自分の感想)。
そして、理科の方ですが一緒に入っている後者のパターンに当たります。他の生物や社会も同様です。教科書と同じ進め方で2年のうちに範囲を一通り進めていくことができるので、独学をメインに据えている方にはかなり有用であるように思います。そうした場合、この教材については普段の理科や社会の勉強のペースをこれに合わせつつ、z会のテキストや自分の参考書などを取り組んでいく中で、定着したところで添削問題で確認していくという形がいいのかなというのが実際に取り組んできての感想です。もちろんかなりハイペースですし自分でペースを維持していく必要があるので、添削問題に取り組むこと自体が多少遅れてしまうのは仕方ないかなと思います(実際は教材配布から1年間までは添削有効)。自分もある程度は翌年度に持ち越してしまいましたし。
最後に東大総合演習ですが、主に東大志望向けに東大形式に特化した国数英の問題を扱っていく講座になります。詳しくは下の東大即応演習の説明で一緒に述べますが、添削や問題の質、そして受講者層のレベルが高いので毎月実力を試してみたい方はぜひやってみてください。

高校3年時の教材(1月まで)

本科 東大英語、東大理系数学、東大理系国語、東大物理、東大化学
専科 東大即応演習、センター試験演習、英作文応用、数学3(8月まで)、医療系小論文、直前予想演習(1月のみ)

今度は三年次の方。全体として去年までにやっていたものを引き継ぎつつより志望校向けにベクトルをシフト(と言ってもほぼ同じでではあるが)していった感じになります。
まずは本科、すなわちメインの方になりますが、全体として各大学に向けて照準を絞ったコース分割になっており、東大コースの他にも京大・国立医・難関国公立など色々とコースが存在する。いずれも難易度理科が専科から本科の方へ格上げ(と言えるのか?)になりました。テキストとのセパレートではなく毎月テキストと添削問題が一緒についてくる形式になります。また、テキストとして扱う内容も分野ごとではなくより普遍的に英語「パラグラフリーディングを身につける」、数学「対称性に着目する」などと言ったどの分野においても応用していきやすい内容や、各分野に分かれている部分でもかなり詳しい内容まで扱っていきます。そのため、ある程度の基礎がこの段階で固まっていることは最低限必要ですし、難易度もかなり上昇します。さらに添削問題に関しても本番の形式とは少し違うものの難易度の高さやその雰囲気は同じ様であるので、実力を確認ないしつけていくためにはかなり有用であると思います。
また、こうしたテキストの性質上、普段やっている内容とは違ってくることが普通になっていくでしょうし、その分やらなければならないことが相加的に増えていくので注意です。単純に全部の教科をひたすらやっていくというのはやめておいた方がいいです(戒め)。

続いて専科の方です。
英作文と数学3、小論文については上で述べたのとほとんど同じような感じなので詳しくは割愛します。特に小論文について補足をしておくと、毎月小論文の課題が送られてくる他に事前に小論文に挑むにあたってのテキストが配布されますので、それを参考にしつつ添削も併せて実力を上げていくという構成になっています。the 学問の科目に引けをとらず添削がしっかりしているので、人文系ないし医療系小論文を入試に使う方は利用してみてはどうでしょうか。

次にセンター試験演習。毎月どの教科もセンター形式でそれと同等のレベルの問題を演習することができるというものです。前半においては各設問に特化した問題がほぼ全部の大問に割かれているのですが(つまり英語で言えば削除文と主張要約(3のAB)がその月の問題の9割を占める、みたいな)、後半に関しては実際の形式と同じ感じでした。問題の質も高い上に普段あまりやらないようなセンターの演習を毎月行なうことができるので、かなり有用かなと思います。今年からは共通テスト向けになることと思いますが、それについても適応していることだと思います(注:まだ一度も共通テストは実施されていないので、ここで出ていた形式がそのまま実際の試験に適応されるとは限らないので要注意)。

続いて東大即応演習。本科よりももっと実戦的な範囲及び形式での問題演習となり、ランキングの制度があるので自分の実力も客観的に確認することができるというのも大きいです。こちらの方は問題についての向き合い方や戦略の立て方のほうを重視した構成になっており、基礎があまり固まっていない人にとっては実力の差を見せつけられるだけの可能性がありますが、自分のレベルアップをより実戦的な形式で感じることができるという意味では良いのかもしれませんね(というか自分がそんな感じでしたし)。

最後に直前予想演習。これに関しては完全に直前模試感覚でやるためのものです。難易度も本番と同等かそれ以上であり、最後の演習や力試しとしてはかなりいい教材になるのではと思います。ただ、これが配られる時期には本科の方の提出期限とバッタリになってしまうなどやり切ることが人によっては困難な可能性もありますので注意です。各大学に向けた形式の教材になっているのでどの大学を目指す人にとってもおすすめとなると思います。

進め方・注意点

ここまでz会の各教材について色々と見ていきましたが、ここからは上で言いそびれた注意点等について書いていきます。
まずはやる量を選択する段からですが、まずは自分でやっている勉強と両立することができないほどにとるのはやめておきましょう。自分としては基礎力をつけるためのペースメーカーにするものと、得意に変えていきたい科目を重点的に絞ってやっていくのが良いかなと思います。もちろん、得意な教科をさらに伸ばしていくことも重要ではあるのですが、本科でとる必要については各自でその他の教科と相談して決めると良いでしょう。それに加えて実力を試す目的で東大即応演習などをとるのが良いのではないでしょうか。
あれだけ自分は多くとっていましたが、正直なところ本科の国語と数学はあまりそれ以外に比べて伸びた実感が大きくありません。

続いて主だった進め方。基本的に量を考えると普段の勉強のうち3割程度(人によって調整必須)をz会の教材を進めていく時間に割いていき、添削問題については実力試し要員として期限前に終わらせておくというのが自分のルーティンでした。基本的には実力試しなのですが、どうしてもわからなかった問題に関しては自分で調べたり他の参考書にあたってみたりすることも十分に有効であると思います。考える力を養うであったり、わからない部分を自分で探求することの一歩にもなりますからね。
ここで注意点として、z会で最も致命的な欠点として、「答案を送ってから添削の返却が遅い」というのがあります。制度の仕様上しょうがないのですが、復習はやはり早めにやっておくことが必要ですので、帰ってきた時の復習はかなり時間を必要とすることでしょう。ここをどうとるかはあなた次第だと思います。また、上での答案提出の他にiPadでの提出を受け付ける制度もあったと思う(詳しくは要確認)ので、より返却の早いこちらを用いるのもありでしょう。

また、添削に関しては基本的には優秀…なのですが、逐一細かく採点基準(というか点数基準)を見ていくと案外そうでもなかったりします。どちらかというと点数というよりも主筆が入っている部分そのものに注視して自分なりに検討を進めていくのが大事かなと思います。基本的には採点者の酌量とは言え、明らかな誤審は流石にどうかと思ってしまいますがね(笑)。

まとめ

以上、ここまでz会について見ていきましたが、これはかなり有用である上に色々と書くべき要素も多いことでしょう。自分もこの記事内で書くことができない部分もあったかと思いますので、何か質問や不明な点等あれば是非どうぞ。

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