受験体験記

冠模試の使用法・目標点

ryu.です。
今回は冠模試、および本番までの点数遷移の見積もりについて語っていこうかなと思います。自分は冠模試を合計で6回受けたのですが、その経験も交えつつ冠模試の使い方やその目安などについて言えたらいいかなと思います。

冠模試とは

まずそもそもこれについては言っておきましょう。自分も実際に受ける時までこの単語知りませんでしたし。ある程度難易度が高い大学を受験する人たちに向けて毎年予備校が年に2回ほど、その大学の問題にかなり似せた感じで問題を作り模試として公開する、それが冠模試です。具体的には東大オープン、京大実戦なんかがこれに当たります。
実際の問題形式や難易度に準拠しており、また受験者層が普段の模試よりも入試と同じ感じであることから、その時点での実力の指針としてはかなり重要な役目をしてくれることでしょう。また、問題によって予備校の癖がかなり出ます。東大プレはリスニングの選択肢がわかりやすいですし、実戦の現代文は少し東大のものと性質が違います。
ただ自分の感覚として、あの模試を受ける段階では大抵の人は完全に範囲が身についていないですし、ここからの成長率を考えても合格可能性として参考になるかは微妙かもしれないな、というのが正直なところです。また、問題形式こそ大学と同じものでありますが、その色が顕著に出るかというと難色を呈する側に自分は回りますね。したがって、こうした面でもこれで取れた/取れなかった時にもまだ諦める必要は必ずしもありませんし、逆に安心もできません。それに今までよりレベルが劇的に上がることから志望を諦める動機にもなってしまいやすいです。

冠模試でどのくらい取れればいいのか…?

では実際にそうした模試でどのくらい取ればいいのか、というのはやはり気になるところでしょう。目標点どのくらいがいいですかと質問箱でもよく聞かれます。
結論から言うと、まずは自分が本番で取ろうと思っている点数を目標にしておきましょう。今はまだこのくらいしか出来ないからいいやとなっていては、ここから先の伸びもたかが知れています。第一、冠模試を実際に受ける段階なんて夏でさえ受験の半年前程度まで迫っているわけですから、点数には実力不足が現れていても「まだいいや」などと思っている場合では正直ありません。当時、自分は夏の東大実戦で理科32/120点と言う衝撃的な点数をとっていましたが、心持ちとしては半分から80点程度まで取る意気で受けていましたし、模試の答え合わせをしたところからはより一層理科に注力する様にしました。それにそれが理科だったから良かったものの、数学で中途半端に高得点を取れている場合、そして英語と国語で点数が取れていない場合は、悪いですがはっきり言って同じ点数が取れている人と比べて絶望的な部類です。一つ一つ説明して(というか自分の考えを述べて)いきますが、まず数学が圧倒的にできる人を除いて、数学だけが武器になっている人は要注意です。数学は教科の中で一番問題の難易度差による煽りを受けやすいと思っています。そのため、数学に合格点まで頼っている場合には一か八かという勝負になってしまいやすいです。また、国語と英語の点数が怪しい人。この二つの科目に関しては短期間での伸びを実感するのは不可能ですし、今から頑張って伸びる点数などたかが知れています(国語の古典に関していえば「何もやってこなかった」場合を除くが基本的に)。東大の英語で言うなら実力点的に5点ぐらいと思っておいた方がいいです。逆にいえば、「たかが」程度の実力の伸びで大丈夫なほど実力をつけておくべきと言うことです。
逆に点数としてどのくらい取れれば良いかということになると、自分は夏模試の段階では目標点マイナス75〜80点程度でも大丈夫で、秋模試の段階では主に理社で目標点から30点弱のビハインド程度にはしておきたいです。(点数は東大基準です、申し訳ない)理科に関しては秋模試終わってから伸びるケースも多いと思いますが、その他の教科はもうほとんど仕上げておくのが妥当です。

自分の点数推移

では、実際に自分が冠模試を受けた時の点数についてここで触れておきましょう。

1、第一回東大入試プレ
(成績表が今手元に無いので写真は入手でき次第更新します)
合計点:236/440点、C判定
初回に受けた冠模試。点数こそこの時期にしては無難にさらえている様だが、課題は残りまくり。国語の点数や化学の未熟さ、数学が67点ながら一完もできていなかったことなど実力としてはまだまだ不安であることを強く実感させられた模試であった。

2、第一回東大入試オープンf:id:ryu_uts3:20200705185042j:plain:w250:left合計点:268/440点、B判定
基本的に点数は取れている。理科が難易度低いとは言えまだ点数弱め。順位こそ射程圏内だがまだまだ厳し目と言ったところか。理科の脆さもさながら、英語の数部分や漢文での弱点が特に気になる。冠模試で二番目に受けたものだったが、当時は多少の手応えは得た気がしていたはず。

 

3、第一回東大入試実戦模試
(成績表が今手元に無いので点数と写真、内容は入手でき次第更新します)
合計点:212?/440点、C判定
問題の凄惨たる結果の模試。理科32点に加え、数英も半分行くか行かないかで個人的には一番危機感も衝撃も感じた。理科に関しては正直60点くらいとれている感触はあったのに…。

4、第二回東大入試オープンf:id:ryu_uts3:20200705195028j:plain:w250:left合計点:238/440点、C判定
俺が理三受験を諦めかけた一要因。結果帰ってきたときはまじで泣いた。ここまで得意にしてきたと思っていた数学では全然取れず(ほぼ部分点)、英語や理科も予想ほど点数は取れていない。点数にもムラがあり、夏からの伸びもそこまで感じられず…。ここから伸びるのかも微妙で本当に挫折一歩前だった。

 

5、第二回東大入試実戦模試f:id:ryu_uts3:20200705200606j:plain:w250:left合計点:255/440点、B判定
ここから徐々に盛り返していく。数学で点数が再び取れる様になって波が来た(と勘違いする)。それ以外にも点数が取れるようになり始めたのと、物理の点数が伸び始めてきた。(この頃はまだまだの点数だが)点数はまだ目標に届いていないことから油断もできないものの、ただ実力の伸びを実感した良い機会であった。

 

6、第二回東大入試プレf:id:ryu_uts3:20200705200803j:plain:w250:left合計点:294/440点、A判定
一番感触があった。どの模試よりも納得して点数が取れており、難易度の差こそあれ自分の成長をよく実感できた模試であった。もちろん油断もできない状況であることには変わりない。A判定を取ってもダメだった人がTwitter上に多くいる以上(始めたのこの頃)、まだまだ実力はつけられるはずだという意気で頑張るのであった。

 

「逆転合格」はほぼ幻想

最後に、これだけはどうしても言っておきたかったので。結局、合格している人は今まで順当に力を伸ばしている人なんだと思います。皆初めのうちは志高く志望校を決めているけれども、本当の意味でその「第一志望」に受かる人といえばごく少数に過ぎません。多くは挫折や妥協を味わうことでしょうし、受かってさえもその後に納得のいく結果にはならなかったという人もいることでしょう。
もちろん、直前まで全然判定が良くなかったのに合格できたという人も世の中にはいますが、それが限りなく少数であることに違いはありません。普通に考えて「逆転合格」という4文字に甘えて悪い判定を見ないフリしてきた人が受かるとは残念ながら思えません。そうした人も、結局は「それまで以上に頑張っている」に過ぎないのです。そう考えれば、そうした「逆転合格」した人も、逆転なんかではなく然るべくして受かった人たちなのではないでしょうか。皆よりも努力して実力をメキメキと伸ばしていった人たちでしょう。
ここまで偉そうな口で喋ってしまい申し訳ありませんが、ここまで書いたことは自分の経験や周囲の経験から判断して全てそうだと思ってきたことです。もしかすれば、意外とことは単純なのかもしれませんね。

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