受験体験記

医学部面接

ryu.です。
医学部の入試には、医師になるものに必要な人間性を測るための手段として「面接」という科目(?)が課されています。ここについては学校の指導要領内というよりはむしろ、各々の課外活動において何をしてきたかという部分や人間的な考え方が強く問われてきます。
ですが恐るることなかれ。入試の点数をメインに判断する大学であれば、よほどのことがなければそこで落とされはしないことでしょう。ある種の「サイコパス診断」だと考えてくれれば良いかと(表現は悪いですが)。
そこで今回は医学部面接に向けて何を意識しておくべきか、自分や友達の経験を元に語らせていただきます。データの分布は偏っていますがあくまで一大学生のぼやきだと思って参考程度に見ていただければ幸いです。

主に聞かれること

これについては具体的に見ていきましょう。自分が聞かれたこととしては主に

  • 医学部を志望した理由
  • その大学を志望した理由
  • 自分の長所・欠点
  • 学業以外に努力したこと
  • 志望理由書に書いたこと

になりますかね。これは最低限どの大学においても聞かれる内容でしょうし、大学によっては込み入った内容を聞かれる可能性もありますので、事前に自分の志望校の面接の内容についてはある程度知っておいたほうがいいでしょう。自分の友人に聞いた内容ですが、防衛医科大学校の面接では「あなたは自衛隊員として働く心構えができているか」が根幹に据えられた質問がされるようです。「医官と医者はどう違うか」などあるようですが、面接の練習を防衛医科大では事前に見てもらえるはずなので心配はいらないようですよ。
いずれの話題においても面接官の方が気に入った内容や着目したい内容については深く突っ込まれますので、期待を裏切らないように、という意味でも具体的に言えるように頭の中でそれぞれ整理しておきましょう。 具体的な内容についてはおいおい説明します。

志望理由書がある場合はきちんと書いた内容は説明できるように

こちらも結構大事になってきます。自分が大学側に提出した書類なのですから、詳しく説明できなくては困ります。自分がそれだけ表層でしか目標を考えていないことの裏づけになってしまいますしね。(逆に説明できたら必ずしもちゃんと考えているとはならないとは思いませんが…)

自分が東大理三を受験する際に出しておいたものが以下の文章になりますが、色が付してある部分が実際に聞かれた部分になります。自分としても聞かれるだろうなあと想定して書いた部分なので、ちょっと「やった!」とは思いましたがね。(笑)

私は、対話や具体的な治療で多くの人に貢献し医師に就いた後も医学の研究・探究に努める意欲的な医師を志している。私が貴学医学部を志望するのは、その為に医学や基盤となる教養を含め高度な学びを得ることや、多様な分野で傑出した方々との交流ができる貴学の環境に惹かれたためだ。私はそうした環境に主体的に関わる姿勢で学びを深め、医師として必要な責任感や積極性をも磨き、人間性に富んだ医師を目指していく心構えである。(200字)
賞罰等記入欄
実用英語技能検定 準一級、日本漢字能力検定 二級
茶道初級 入門・小習・茶箱点

それぞれ答えた内容としては、

  • 医学はもちろんそうですが、「基盤となる教養」とは何を考えているのですか。
    →主に大学で学ぶ一般教養を、様々な分野に渡って広く見識を深めていきたいと思っています。一見関係のない分野でも様々な見地から物事を施工できるという観点においては非常に有用だと考えています。
  • 医師に必要な責任や積極性についてと、「人間性に富んだ医師」とはどういうことか教えていただけますか?
    →医師が患者の方と接していく上で、一つの命を背負っているという責任を持ち、かつその上で迅速かつ的確な判断をチャレンジングに行っていくのは非常に成し難いことだと思いますが、そこに少しでも漸近していけるように志高く励んでいこうと考えています。また、その中にも倫理的問題が介入することもありますし、機械的にベストな処置を行なっていくだけが医師の所業ではありませんから、メンタルケア等含めた精神的な部分でも患者の方に寄り添っていけるような医師を目指している、ということです。(一番最後に聞かれたのだが、「そういう医師に是非なってくださいね」と返答をもらった時には結構嬉しかった)
  • 茶道の資格を取ってるんですね。
    →自分の学校は授業で必須科目として茶道があるんですね。その過程で自然ととったという感じです。基本的な礼儀から茶道の細かい所作までいろいろなことを学びました。先ほどの剣道部の話もそうですが、礼儀を重んじるような学校の教育方針もあって、そう言った「人間性」を磨くような授業が多いのが大きかったと思いますね。(この後少し話が弾む)

と言った感じですね。綺麗事の羅列ではありますが、本心からそう考えて答えていましたので、そこはご理解ください。

課外活動は必須ではないが…

面接において一定数の人間にとってネックな質問になってくると思いますが、「学業以外に何か取り組んでいたことはありますか」と高確率で聞かれます。
一例として、志望方面に関するプロジェクト参加、ボランティアなどあると思いますが、そうしたものがある人は自信を持って面接官の方々にアピールしていきましょう。また、その内容を深く聞かれることも想定してある程度は喋る内容をまとめておきましょう。特に自分がそこから何を得たかという面に関しては、かなりそれへの意識や貢献・努力度を決定づける大きなファクターになると思いますよ。
また、そこまで大きなものがなくても、部活動や学校行事など小さなことでも構わないと思います。自分は現に学校行事におけるリーダーシップや積極性などをメインに挙げていたと思いますし。大事なのは、先ほどと同じように何を学べたのかなどだと思いますので、ここを全力でアピールしていきましょう。
最後に、高卒認定や勉強オンリーで高校時代を過ごしていた人たち。あなた方が勉強に三年間を注ぎ込んだことにも、他に劣らぬ価値がありますので臆することはありません。正直に勉強一本で貫いてきたことをきちんとした理由と共に述べるか、それでも何かしていなかったか探してみるなりしてみましょう。きちんとした判断をしてくれる大学であればきちんと説明すればその程度の差は些末です。全然問題ありませんので、自分を正直にアピールしていきましょう。

具体的に医学の見識を問うてくる大学もあり

大学によっては医学的な問題を問うてくるような大学もあります。今年度の筑波大学では医療現場の問題解決について徹底追及される問題が出たようですし、以前の東大理三のような問題を出すところがないとは言えません。繰り返しにはなってしまいますが、志望校で聞かれる質問の内容に関してはある程度知っておくのが良いでしょう。

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