かじる

一般的な「齧る」の意味ではなく、「掻く」と同じ意味でこの単語を使います。
使用例として最も頻出のコロケーションは「背中をかじる」で、これは世代を問わず語尾系より広く普通に使われます。ですが、一般的な意味で考えるとあまりに奇妙な行動ですので、他県の方からかなりの頻度で指摘される表現でもあります。
「背中かじってくれ」と言われても「噛み付いて欲しい」という変質者的な嗜好をしているわけではありませんのでご容赦を。

ちょびちょび、ちんぶりかく

最後に、つい最近まで標準語にも普通に含まれると思っていたら全然通じなかった表現を2つ。だいぶ方言らしい表現になってきましたね。
1つ目の「ちょびちょび」ですが、「ちょびっと」みたいに少しずつみたいな意味ではなく、「調子にのる」「いらんことをする」「喧しくする」くらいの意味です。語感や雰囲気とは裏腹に結構ネガティブなんですよね、この言葉。ただ、意味のもっ幅が相当広いのと、該当する標準語が無い為、結構使い勝手よく使われる単語ではあります。
もう1つの「ちんぶりかく」ですが、別にお下品な言葉というわけではなく、「拗ねてそっぽ向く」くらいの意味に相当します。皆さんとしては「いや知らねーよ」という感じかと思いますが、「べそをかく」と雰囲気が似ているので普通に通じるもんだと思ってたんですが、周りに聞いてみたら誰一人として知らなかった時は正直だいぶ衝撃でしたね。

まとめ

以上、個人的によく使う甲州弁でした。地方柄「じゃん」や「いいさよぉ」なんかはあまり使いませんが、祖父母の影響が大きいので郡内で使われる方言は自分もだいぶ使うようになってますね。
結構ウケが良いのでこれからも絶やさず自然な形で使っていこうと思います。

p.s.)
ちなみに冒頭の画像は

「イタタ、腰の骨が痛くて死んじまうわ。もう山梨に帰るから早く飛行機降ろしてちょーだい。さっきお節介焼いて持ち上げるのを手伝わなきゃよかったわ。気にしなきゃよかったなあ。イタタ。」

みたいな感じだと思います。

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