長文読解編〜

いよいよ実際の演習です。長文を読んでそれを把握する練習をしていきます。特に難関大を受験する方は英文解釈だけではなく、文章そのものを理解する国語的能力にも磨きをかけていかなければいけません。あとでこの二つについてはレベル別に分けていこうと思います。

18. 英語長文 ハイパートレーニング

【使用時期】レベル2:高1夏/レベル3:高1冬〜高2春

レベル分けされている長文問題集の一つであり、自分は1〜3までのうち、2と3をやっていました。

ここまで身につけてきた英文解釈の調子を確認しつつ、長文の雰囲気を掴む+長文を読む体力をつけるにはもってこいの参考書でしょう。レベル分けされている系はどれも同じことが言えますが…。正直なところ文章自体はいいのですが、深いことまで問うてくる問題は少ない上、知識メインの問題や語法を聞く問題が多すぎるんじゃないか?とも思ってしまいます。
タイトルで銘打たれている通り、2はそれこそセンター試験や共通テストと同レベル、3も難関とはいえそこまで難しい内容が聞かれるわけではないです。

注意:どうやら共通テストの登場により現在は大幅に内容が更新されたのに加え、レベル幅が拡張されて5部構成になっているようです。そのため、そちらの方はここで紹介した内容と異なる可能性がありますのでご注意ください。以下のamazonリンクについては自分がやっていたものについて掲載させていただきます。

amazonリンクは以下の通りです
レベル2:英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編
レベル3:英語長文ハイパートレーニングレベル3 難関編

19. 英語長文 レベル別問題集

【使用時期】レベル4:高1夏〜秋/レベル5:高2春〜夏/レベル6:高3夏〜受験期直前

こちらも上のに引き続きレベル別問題集です。こちらは東進のものですね、東進のものについては英文法など他の部分についてもレベル別が出ていた印象があります。自分は長文編の1〜6の中で4,5,6の三冊をやっていました。
レベルとしては4はハイトレの3、5は中堅国公立、6は難関〜最難関国公立レベルです。6はやる時期を間違えて一度挫折したことがあります。

こちらはハイトレとは違って文章の読解にも比重が置かれているので難解な文章へのステップアップとして確実なのでは、と思います。文章や問題の質、解説の丁寧さに関しては盤石、といった感じでしょうか。しかし、それぞれのレベル間の乖離が大きいので(特に5と6)気をつけましょう。

amazonリンクは以下の通りです
レベル4:英語長文レベル別問題集4 中級編
レベル5:英語長文レベル別問題集5 上級編
レベル6:英語長文レベル別問題集6 難関編

20. やっておきたい英語長文 700

【使用時期】高3夏〜秋

こちらもシリーズ分けされている長文問題集です。
文章の語数と文章の難易度が比例するように選ばれてレベル分けされているものですが、個人的にオススメはこのシリーズの700ですね。そこそこ難易度が高めの文章や問題に触れつつ、英文解釈や文章理解・精読力など様々な力を養うのに適しています。名前の通り、中堅私立以上の大学を狙う人であれば誰でもやっておいてほしいレベルとも言えるでしょう。

あとこれよりも上のレベルとして1000もあるのですがお察しの通りこれはさらに難易度が高いので、力をつけるのには良いのですが必ずしもやる必要はないのかなと思います。

amazonリンクは以下の通りです
700:やっておきたい英語長文700
1,000:やっておきたい英語長文1000

21. TopGrade 英語長文問題精選

【使用時期】高3夏〜受験期

表紙が結構かっこいいです。著名な難関大の長文問題を集め、それと合わせて和英要約問題が課せられており、文章全体を理解して言葉でまとめる力も養成することができるものです。文章のテーマも幅広く、解説もかなり濃いように思うので、幅広い英語力を身につけるのに非常に有用だと思いますね。

難易度としては東進のレベル6あたりと同等でしょうか。ただ私立大の問題によっていたり、東大の要約や慶應の超長文など極端な出題も目立ったりしてます。しかし、実力がつけられるような問題ですのでやって損はないですし、多様な形式になれるという意味では有用です。ただ、独自の英語で要約する問題は大学によってやるかやらないか決めるのでいいとかもしれません。

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英作文編〜

英作文も二次試験でよく出題されます。ところがやはり英文読解とは勝手が違ってくるので独自に対策をしておくとより点数につながると思います。
英作文の勉強の段階には二段階あると思っています。まずは「英借文」。基本となる例文を頭に入れておいてその形を応用することで文を作る、といった手法です。これは英作文の基礎であり、文構造の引き出しにも使えるのでやっておくべきです。もう一つは「和文和訳」。こちらは、英語にない日本語に特有の表現を英語と親和性が高くなるように日本語の言い換えをすることです。これができないで文字通り英語に直してしまうと意味が通じなくなってしまいます。
いずれも英語での表現力を上げるために必要な練習になってきますので確実にこなしていきましょう。

22. 英作文のストラテジー

【使用時期】高2夏〜高3夏(徐々に頻度薄)

自分が英作文で使っていた参考書はほぼこれ一冊のみです。我々がよく間違えがちな文法・語法や頻出の表現の使い方が一通り網羅されています。それだけではなく、日本語では気づかないような英語表現のニュアンス、日本語表現ではほとんど気にしない時制についてなど英作文で必要な事柄は事細かく説明されているのも特徴です。

もちろん英作文をやっていく上ではある程度単語や熟語、語法などの知識が頭に入っているのが前提になってきます。そこをしっかり身に付けてからこの参考書をやってみると力が確実に伸びていくことでしょう。ただ見た目の厚さに反して量は非常に多く濃密なのでご注意ください。

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23. 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

【使用時期】高3期(頻度は稀)

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難関大ではこちらの自由英作文の形式も多いです。自由英作文は英語表現も必要ですが、自分の意見をぱっとその場で作り出せるかが肝なので、あまり自由英作文向けに対策をというのはあまり推奨しません。しかし、ある程度の書き方を熟知しておくことで書きやすくなるのも事実です。

そこで自分はこの参考書を使っていました。開幕の50ページ以上にわたって様々な書き方を学ぶことができ、その後いろんな形式で自由英作文の問題に取り組んでいきます。ここまでやっておけば自由英作文には慣れるでしょうし、考える力もつくのではないかと思います。当然、本番で何が出るかわからない上、これだけであらゆる自由英作文に対応できるというわけではないので、普段からこのような議題に対して考える力を養っておくと自由英作文には対応しやすいのかなと思いますね。

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