参考書の紹介 其の玖 〜追加編3〜

参考書関連

ryu.です。
久々に漫画以外で本屋に行く用事がありましたので、その途中で気になった参考書を見かけたので内容と個人的な評価について共有したいと思います。以前からリクエストや質問箱での質問が多かったものも取り上げていますので、是非参考にしてみてください。

教科書だけでは足りない大学入試攻略 数2,3 微分・積分

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For:微積を基礎習得からさらに伸ばしたい人
To:微積のテクニックとしてはほぼ申し分ないくらい。多分大学入試クラスの問題も解けるようになるのでは。
CAUTION:1分野だけにしては量が多いので、挫折しやすい人は注意。
Comment:ひとまずこれちゃんとやれば微積に関してはあまり困らないと思う。

ぱっと見の印象はチャート式やFocus Goldの微積の部分を切り取ってきたような印象ですが、基礎的な内容からそれらより一歩先くらいのレベルまで幅広く扱っている問題集であるように感じます。基礎を押さえた直後でより伸ばしていきたい人orこの分野を勝負どころとして得意に変えたいという人にはかなりおすすめできる参考書です。
また、同書のシリーズとして以前のページで複素数平面の範囲のものを紹介させていただきましたが、分野別の参考書としてこのシリーズはかなり有用かもしれませんね。

加えて、要所の重要な場面で微積の理屈・根本原理をわかりやすく説いているのがそれらの網羅系と比較して好印象です。網羅性と一対一対応性もかなり高いので、問題数の多さを傷に感じない人であれば非常にいいのではないでしょうか。解説もそれなりにしっかりしているのも参考書としてなかなか良いかと思いますので是非。

物理 入試の核心

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For:物理の応用力を身につけたい人
To:よくある高難度の入試問題では苦労しなくなるレベル
CAUTION:置いてけぼりにされないようにある程度のレベルは必要か
Comment:名問の森と同じ雰囲気なので、あれの代用としてこっちを使っても良いかも。

難易度感や雰囲気が名問の森と似ていますが、そちらと比較しても分野とテーマが明瞭に差別化されてるから自分の弱点を把握しやすいのが特徴かと思います。問題の網羅性とセレクトに関しては申し分ないが、名問の森クラスというのもあり、ある程度このくらいについていけるレベルでないと挫折を味わう可能性はありますね。解説もしっかりしているのですが、内容とレイアウトがかなり込み入っているので読む体力が無い人にはちょっと向かないかも、と思います。

また、巻末に計算力や描図力などを鍛えるためのハイレベルな問題がいくらか入ってるので、より高度な内容である難系や標問といった参考書や各大学の過去問へシフトしていきやすいのも良いポイントでしょう。

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