〜リスニング編〜
多くの人はリスニングを二次試験で使う事は無いとは思います。ですが、東大や一橋大などリスニングが出るところはかなり難しく難易度が設定されているので、独自のリスニング対策を取る必要があります。しかし、世に出ている参考書の中でリスニングに特化しているものはかなり少なく、学習が難しい状況にあるのではないでしょうか。そこで、二次試験対策にとって有用なリスニングの参考書を紹介していきます。
…とか当時の自分は書きましたが、現在共通テストにおいてそれなりの難易度のリスニングが事実上かなりの割合を占めるようになった現在、リスニング参考書の需要も高いことかと思います。新しい追加編の紹介ページの方でいくつかあげていますが、自分も使っていた参考書もぜひ参考にしてみてくださいね。
24. キムタツ 東大英語リスニング
【使用時期】高2秋〜高3夏(早め推奨)
知る人ぞ知る鉄板の参考書です。二次試験にリスニングを使う受験生はこのシリーズをやっておけば問題ない、といっても過言ではありません。
こちらの赤いほうは、センターレベルの多少ゆっくりめのスピードから二次試験レベルの少々速いスピードまで徐々にレベルが上げられていくので、リスニングに慣れていない人でもとっつきやすく、リスニング力の向上に貢献してくれるはずです。
なおリスニングの学習法についてですが、ただ問題を解くだけでなくその後何をするかが非常に大事です。よく行われているのがシャドーイングや音読、ディクテーションなどです。この本にも書かれていることですが、自分で発声できない音は言われても聞き取れるわけがないので、その引き出しを多くしておくという意味でも必要な訓練になりますし、発音の仕方を実際に口に出すことで学ぶという面もあります。
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25. キムタツ 東大英語リスニングSUPER
【使用時期】高3冬〜受験期(早め必須)
キムタツシリーズからもう1つ紹介します。こちらは先に紹介した赤い方とは違いかなりレベルが高いです。読まれるスピードが速いだけでなく、背後にノイズが混ざっているなどこちらが聞きにくくする加工が施されているのでより緻密なリスニングの力を鍛えることができます。
僕が実際に受験したときは、教室の後ろ側と言うこともあり放送の音がかなり小さかった上に椅子のきしむ音などで音声がすぐかき消されてしまう状況でしたので、かなり焦ってテンパってしまった記憶があります。(あの時近くを通過したパトカーマジで許さん)そうならないためにも、こうした状況を想定してリスニングの対策をするということも必要になってくるのではないかなと思います。
こちらはリスニングの基礎がなっていない方には少しオススメできません。ある程度の実力からこの本をやっておけば必ず力になるのでぜひ試してみてはどうでしょうか。
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26. 英検分野別ターゲット 英検準一級 リスニング問題150
【使用時期】英検受験直前2ヶ月
最後にリスニングの参考書で英検シリーズのものから1つ紹介させてください。英検の中でも、準一級からはイギリス英語の発音やその他の地方の訛りが入ってきたり読むスピードが格段に上がったりと難易度が劇的に増してきます。これは東大英語のリスニングにも見られる特徴です。そのため、単語とは違ってこちらは二次試験の対策に転用してくることも可能だと思っています。個人的には準一級の難易度がそこにベストです。
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参考書ルート 〜結局英語の勉強ってどう進めればいいの?〜
まずそれぞれ難易度ごとのフローチャートを見ていきましょう。それぞれ以下のような感じになります。
以上の順で進めてもらうのですが(とはいえ自分で決めていただいて構わない)、もちろんそれぞれ独立しているわけではないので、相互的にどう進めるべきか書いていきます。
全体的流れとして、「ツールとその使い方→実戦形式での演習→派生した使い方の練習」を意識するといいです。
まずツールですが、基本となる単語や熟語、英文法や語法です。ここをまずある程度固めていきましょう。まだこの段階では基礎的な部分だけでいいと思います。上のフローチャートで言うと、レベルにまで押さえておけば問題ないです。
続いて英文解釈や長文読解を通じて使い方を自分の頭に浸透させていきます。この中で初めのツールについての知識も向上していくはずです。と同時に、ツールが錆びつかないように定期的にメンテナンスをしましょう。この段階で、英文解釈や長文読解についてはレベル2、英文法についてはレベル3まで行えると良いかなと思います。
その後、さらにレベルの高い参考書で技術を洗練させていく流れです。そこと少し前のタイミングで、派生した部分(リスニングや英作文など)へ手を伸ばしていくのでいいと思います。
以上ですかね。あと一つ助言しておくと、英語は自分が信頼できる先生を見つけておくことをオススメします。独学で続けていくとどうしても読み方が独りよがりになったり主観が混ざったりしてしまうので…。
英語は入試の上でも必須になってくる科目ですので、成績の伸びこそ見えにくいですが地道にコツコツ取り組んでいきましょう。
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