自由さ
上の総括でも若干触れましたが、まず高校時代と比べて自由。これが一番大きいです。
東大生は必修科目が多くてなかなか自由がきかないと言われますが、息が出来ないのは試験前くらいで実際は意外とそんな事ないです。加えて、理科三類は進学振り分け(通称進振り)に関わらず医学部に進学できることを保証されているようなものなので、その心理的・実力的負担がなかったというのは非常に大きいです。おかげさまで、必修以外にもさまざまな勉強を独自で進める等、有意義に学問に関われていたのではないでしょうか。
もちろんかねてより言っていた学問以外にも、自分の身だしなみや友人関係・交際についてもある程度手が回せていますし。しかし、コロナウイルスの影響でサークル活動をたくさん行うと言った機会を逃してしまったのはかなり大きいですね…。これについては本郷の方に移ってから何か手を打ってみようかなと思っています。
主題科目の意義
続いてはこちら。東大の科目の仕組みを知らない人は「なんじゃそりゃ」と思うかもしれませんが、学問に対して興味を深く持てた一因でもあります。
主題科目というのは必修ではないものの、かなり科目内容の自由度が高くてイノベーティブな授業や内容を実感できるものが多い科目の総称です。のちの記事で取った科目についてはある程度紹介しようと思いますが、最先端の研究内容とそれに付随した基礎内容とを専門の教授から教わったり、フィールドワーク的な活動を少人数で行ったりと授業によって本当に様々です。
こういった科目の受講を通して、将来的に研究の道を目指している自分にとっては「学問の領域は想像以上に広すぎる」というある意味有意義な知見を得られました。研究に携わる上でもっと色々なことを熟知しておきたいと思った良い経験でした(というかそれが原因で独自の勉強をするようになったまである)。ネットにHP等の情報があるため公開して良い情報だと勝手に思って紹介させてもらいますが、テーラーメード医療に活きるであろう心臓モデル化のプロジェクト「UT-Heart」を紹介していただいた時には学問の総力戦を見ているかのようで、えも言われぬ感動を受けましたね。
そう考えるとあの馬鹿みたいに多すぎる必修も疎かには到底できないなと改めて思い返すことになるのでした。ただし二外、テメーはダメだ。
関係値
最後にこちら。出身学校に東大生が歴代で一人もいないような環境から来た身としては、色々な秀才たちと良い関係を築くことができたというのは非常に大きな利点です。というか理三の面接でも言いましたが、そういう人らとの相互作用を狙ってこの大学に来たと言っても過言ではないですからね。
特にクラスの存在は大きかったですね。貴重な深い関係をくれたいい制度ですよ。クラスの皆、後期行っても仲良くさせてなマジでよ
やはり、大学生活は人生の夏休みと比喩されるように、友達とワイワイ楽しくやってなんぼですからね。もちろん、このご時世ということでそれなりの制約こそありましたが。
ただ、前期はクラス内の関わりが大きかったということで、同期の理三と関わる機会はそこまでなかったのがちょっと残念ですね。ここは後期に期待です。あまりに交流が少ない関係で、対面の面識があって仲良くさせていただいている人も数えてみても100人中15人もいるかなくらいなので…。
まとめ
何はともあれ、自分にとっては大学生活の序章として駒場での生活は非常に良い経験になっていると思います。このまま後期医学部も頑張っていきたいですね。
また、皆さんにとっても大学生活や東大の内部事情が少しでも伝われば嬉しいです!
2
コメント