もちろん下がる時もある

当然、人のメンタルなぞ高の知れた強度しかないのは皆さんも経験しているところだと思います。どこかでモチベや緊張がプツンと切れてしまう瞬間も3年(や長い人ではこれ以上)もすれば必ずあることでしょう。突然やる気がスッと消えてしまったり、成績が上がらず自己嫌悪になるうち勉強が嫌いになったり、その原因は様々です。

そうした状況に仮になったとして、一番大事なのは「無理をしない」ことです。もう大原則。
モチベーションが下がったまま戻らないことに焦り散らかして無理に詰め込もうとし、余計にメンタルを弱らせる人も見る感じ結構いますが、絶対やめた方がいいです。重傷負ってる時にハードな練習が続くわけねえだろアホか!!!!

モチベーションがなんらかの原因で下がってしまった時には、私はやる気が出るものだけとりあえず勉強するか、本当にしんどい時は勉強から一度離れてピアノやゲーム、音楽鑑賞など好きなことをしていました。そうした状況でも自分のモチベーションが上がるものや楽しいと感じるものについては精神を快活にする効果もあります。もちろん根本的な問題からは一度目を逸らすことにはなってしまいますが、それ以上に精神が健全な状態ですら苦労するような問題なのですから、きちんと精神を回復してあげることにまずは専念しましょう。

先に述べた通り、受験までの数年間というのは非常に長いです。それは、勉強時間を十分確保できるという意味でも、そんな長い時間エンジンかけっぱなしで最後まで持たせられないという意味でもです。この長期間を戦い抜く為に、メンタル管理をぜひ徹底して下さい…!

最後に…

そもそもの話、モチベが上下するものなのかというのは根本的に問いただしてみるべき問題なのかなと個人的には思います。
私がこれまで様々な人から話を聞いてくるなどして、その結果帰着したモチベーションについての現段階での解釈は、

・人間の行動の動機付けはモチベーションとフラストレーションの相互作用によって決まる
・モチベーションはあくまで人によって異なるが基本は安定
・頻繁に加減するような変数はフラストレーションだけである

というものです。すなわち、モチベーションとは根源的な目標に対する欲求からくる行動発起の揺るがぬ信念であり、それを状況に応じたフラストレーションが障害しているだけだ、と。とある研究を行っている先生は「研究とは100実践して1も上手くいくかわからない世界である以上、無謀で傲慢な自信や研究対象に対する興味に従って自分は続けているに過ぎない」と仰っていました。
何か目標に向かって努力し続けるということは、挫折や無気力感を誘発することもあり非常に大変ではあります。モチベが下がるというよりは、「フラストレーションが溜まってモチベを打ち消してしまう」ことと考えて、対策すべきは

①目標についてよく考え、強固な動機付けを作る
②フラストレーションをうまく解消できるような手段を用意する

の2つではないでしょうか。一度立ち止まってしまった方は、その機に自分の目標についてあれこれ思索する時間に費やしてみるのも一つの手でしょう。「鼓動を強めて未来へとひた走る」のはその後からでも全然遅くはありません。
<皆んなも髭男を聞こう!!!>

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