ryu.です。
今回は受験体験記のパート2的な扱いで、高一の頃の勉強の様子や内容について書いていきたいと思います。実際の試験(センター、二次試験)編についてはそれの時期が各々近づいてきたら、ってことで…。当時からは3年近く経っていますので細かいところまで思い出せるかは分かりませんが、できるだけ詳細に書いていきたいと思います。
高校に入る前
中学の卒業式を終えてすぐ、うちの中学校特有の、卒業後の修学旅行で先生の協力のもと日本酒を親父にお土産で買った3月末。もともと高校では勉強メインで頑張っていくつもりだったので、3月の終わり頃から英数国の勉強を始めるために参考書を買いあさっている頃でした。そもそも今ではこうしていろんな参考書をブログで紹介させていただいている身ですが、当時の自分はネットでどの参考書が有用なのかを調べに調べまくっていましたね(どのサイトだったかは現在確認できませんでした、すみません…)。
この段階においての自分の実力について説明しておくと、中学校の頃に数学だけは高校範囲をかじっていたのですが他の教科については全く0の状態からのスタートです。英語に関してはターゲット1900の開幕の方の単語や強調構文・分詞構文なんてものも全く知らず、国語も古典の助動詞や漢文の句形すら聞いたこともない状態からのスタートになるわけです。今思えばよくこの状態から理三を目指そうと思いましたね(笑)。当時はTwitterをやっていませんでしたし、理三を目指そうとはしていなかったわけですから全国の相手が今どのような状態であるかなんて知る方法も理由もないのです。ちなみに、中学3年の時に受けさせられた模試(この頃は模試に対する意識低/名前分からないが多分ベネッセのやつ)に関しては偏差60台前半程度だったと思います。それともそんなに高かったっけな。
目標に関しては微かに東大っていいなあ程度で自分が実際に目指すような実感はありませんでしたし、ぼんやりと旧帝大の医学部をとりあえず目指したいという感じでした。
高1春学期〜夏休み終わり頃
そして高校生活スタート。基本的に学校が始まってからは友達と毎日やいやいやりながら放課後はガチで勉強、というスタイルが3年間ずっと続いていく感じになりました。この頃はまだ中学の頃からやっていた剣道部と合わせてだったのですが、元々の学習進度の貯金がなかった自分はすぐに断念を強いられてしまいます。というか、無理でした。毎日4時から2時間の部活を終えてからその後学校に残って3時間、家に帰ってさらに2〜3時間というのは精神的にも体力的にもキツかったです。そんなんで医者を目指すなカスとか思われた方いましたら、すみません。部活メインでテスト前しか勉強しなかった中学校の頃とは生活があまりに違い過ぎて持たなかったんです。以後、基本的に勉強時間は平日5〜6時間がメインになり、部活を削った分少しだけ生活に余裕が出ました。とはいえこの頃は最難関クラスの医学部を狙うことは決めていたので常に勉強を頑張る姿勢でいましたが。
勉強内容など
内容としては本当に高校範囲の基礎の基礎から進めていった感じになります。基本的に学校のペースが大学受験を意識したペースだったのでそれに合わせていきながら自分でも徹底的に進めていっていました。当時使っていた参考書については順を追って書きますのでそちらを参照ください。また、塾の先生から「とにかく英数を固めることがまずは大事」と言われていたこともあり、基本的に高1の頃の勉強は英数国が占めており、理科や社会に関しては授業の復習程度にという感じでした。進行ペースもなかなか早かったと思います。
基本的に数学に関してはこの時期は数学1Aを進めていき、自分の記憶では夏休みの終わり頃に次へ進んでいったと思います。1Aは二次関数や確率、整数なんかが鬼門になってきますが、そこに関しては授業の復習プリントなどで演習量を稼ぎつつ進めていきました。英語については単語、文法を詰め込んでいき、ある程度文法が入ったところで英文解釈の勉強をはじめました(おそらく高1の5月くらい)。特に英文法に関しては何回やっても覚えられない部分も多かったりと苦労も多かったですが、最終的に7周くらいやりまくって進めていきました。今思うと、英文法に関しては継続してやっていくことが一番だと思うのでここでひたすらやり込んだ後に少し間を開けてしまったことが間違いだったのかもしれませんが…。そして英語については塾の英語の授業も取っていたのですが、英語の読解のノウハウも知らなかった自分は「英語の伸びは相当時間がかかる」というのも聞いていたので、一番メインで取り組んでいたのも英語ですね。そして国語。こちらはまず古文と漢文に焦点を当てて単語や文法を覚えていくことに専念していきます。四段活用や再読文字とかそのあたりからですね。単語についても英単語と同じように取り組んでいきます。古文については代ゼミ出版の古文文法問題集を、漢文については漢文ヤマのヤマを用いて学習しました。基本的に何もわかっていない状態ですから、読解以前にここの段階を重視して取り組んでいきました。
模試と目標。
そして、高校生になって初めての模試、全統模試を5月に受験します。結果はもちろんE判定の嵐、偏差値は57.1でした。この時期の模試は中学範囲も入っていたり難易度もまだ全然抑えめであったのにもかかわらずこの成績。とはいえ、まだまだ始まったばかりだと思っていたので、あまりめげることはなかったかなと。自分が得意であった数学に関してはかなり戦えてはいたのですが、それでもあまり納得はいかない結果でしたし、それでこの偏差値ですから英国に関しては相当ひどい結果だったというのが想像できます。
しかしその後の駿台模試では偏差60.7まで巻き返し、7月の進研模試では偏差値87.9を取るまでに成長しました。この頃にはある程度の実力がついてき始めたのかなという実感です。もちろんそんな安心もしていられないですし、高1、高2の頃の模試は点数や偏差値が取りやすいというのも聞いていたので(あまりの難易度感や受験者層の差にその後絶望することになるのだが)。また、この頃に同時に大学について色々と調べていきひとまず東大の医学部を目指すことにしよう、という決断をしました。この頃はまだ「今は一番を目指すつもりでいて下げるならまた後で」くらいのつもりでしたが。
使用していた参考書
数学
Focus Gold 数学1+A
一対一対応の演習 数学1、数学A
国語
頻出古文単語400
基礎から学べる入試古文文法・代ゼミ方式
漢文ヤマのヤマ
英語
ターゲット1900
基礎英文法問題精講
基礎英文問題精講
ネクステージ Next Stage
これ以外に関しては基本的に学校で配布されたプリント等も利用していました。この頃はまだz会はやっていません。
高1秋〜
そして夏休みの課外ラッシュを終え、再び2学期から普段の授業が戻ってくるわけですが、基本的にあまり勉強の方針などに関しては違いがないので、それぞれの時期に何をやっていたかなどについて焦点を当てながらここからは書いていくことにしましょう。ちなみにこの時期から勉強以外のことにも色々と興味が出始めたりします。勉強だけではやっていけない人種でしたね。
ちなみに参考程度に、高1の頃のセンターの得点はそれぞれ数学170点程度、英語140点程度、国語140点程度だったと思います。個人で取り組んだため、同日試験などにようにきっちり結果が残っている訳ではないので定かではありませんが。模試の結果に関しても夏の進研模試以来安定して偏差値70台や時に80台前半までいくようになりました。
数学
数学についてはここからは2Bの方を鍛えていきます。1Aよりも範囲が多く難易度も高い分、これについては残りの高1期間全てを使って基礎固めをしていきます。こちらももちろんFocus Goldと一対一対応を使っていきました。模試の方も自信があったので、1Aについては要所要所の問題演習等でサビをつけないようにしながら、と言った感じでした。この頃は英語の成績も伸びてきていたので数学の割合も増えた気はします。
英語
続いては英語。文法の頻度が劇的に下がり、英語長文をやり始めます。基礎英文標準問題精講が複数周目に入っていたので英文解釈がある程度できるようになり、ハイパートレーニングのセンターレベル(2)や東進のレベル別長文4などを取り組んでいきます。ただ依然として力は不十分であることに変わりはなく、まだまだ困難な状況でした。倒置形とか入ったら手も出せません。そこで高1の頃からポレポレに取り組んでいきます。最初こそ高い難易度の文章に翻弄されていましたが、塾の先生と相談などもしながら何とか進めていった感じです。この頃から、「英語は独学でやっていくのはかなり困難」と思い始めたり、長文は英文解釈の読み方以外のやり方があることにも気付いていきます。
そして、英文法をしばらくサボっていた分、語法やちょっとした文法事項がかなり抜けてしまいます。あれだけやったのに何してんすかねえ…。そこでとある人からお勧めされた文法書INPUTで文法について理解しつつ固め直していきました。この文法書はかなり分厚い分、解説部分がしっかりとしているので基礎英文法問題精講よりも文法を「理解」していくためにはかなり優秀であるように感じました。
なお、英作文やリスニングについてはてはまだ出さず、単語については引き続きターゲットを、という感じです。
国語
国語については相変わらずですが、基本的は文法などの古典の暗記事項が定着してきたことで読解に手を出していけるようになりました。古文については授業や先生の個人課題(古文上達)などが中心で、漢文については漢文道場を使っていきました。もちろん、単語は引き続きです。
そして、現代文の模試の問題が全然取れなくなってきたことで現代文の勉強を始めていきます。中学・高校受験と難関の学校を目指さなかった自分は圧倒的に高度な議題の背景知識が欠如しており、そこの教科から始めます。これに使っていたのがz会のキーワード読解です。合間合間にこれを読み進めていくという使い方をチマチマとやっていました。そして読解問題についてはセンター形式の問題を授業で取り組みながら個人的に記述用の問題集や『現代文読解力の開発講座』などで鍛えていくのでした。数学や英語とくらねて頻度自体はかなり少なかったですが。
まとめ
以上、ここまで自分の高校1年生の時の生活などについて見ていきましたが、どうでしょうか。自分は開幕でも述べた通り、高校範囲の勉強を中学までにやっているということがほとんどなかったので、最初の滑り出しこそ時間はかかりましたが、1年間かなり頑張って勉強していた(自画自賛)のもあってある程度戦える実力を身につけることはできたのではないか、と思っています。多分2年生の時よりは頑張ってた。
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