内職の前に一度確認してみて
1. 勉強の漫然化
まず、一番に見落としやすいのが、勉強が漫然かつメリハリのないものになりがちということです。授業中に関係のない勉強をするということですから、内容のレベル云々に関係なく雑音や下手な懸念がある状態での勉強になるわけです。その状態では勉強がだらだらとなってしまう人が大半ではないでしょうか。それに下手に勉強時間だけ増やしても全部有効活用できるかと言ったら、自分はその自信ないですしね。そのあたりを回避するかつ勉強自体にメリハリをつけるという意味でも授業の存在は意味のあるものだと思います。
また、有効活用という意味であれば学校で出された大量の課題や単純作業的な勉強なんかをやってみるのも手だと思いますよ。まあバレたら大目玉喰らうということには変わりませんが。
おそらく自分の学校がそうだったというだけの可能性もありますが、興味を持って聞いていればどの授業も案外意義を持って聞こえてくるものだと自分は思ってます。その上、結構授業では積極的に発言をするタイプの人間でしたので、あまり授業に下手な退屈さを感じる機会が少なかった気がしますね。
これを部活での運動に置換してみたら、これをメリハリをつけるために有効活用しようという人も増えるのではないでしょうか。まあ「意義」という尺度を考えればあまり価値のある類推になってないかもしれませんが。
2. 口頭教授の付加価値性
もう一つ挙げるとすれば、他人から口頭で教えられる情報には独自の付加価値が乗りやすいという点ですかね。質問箱のページで書いた内容とかぶってしまいますが、教師や塾講師などから授かる情報には、その人自身が経験してきた体系という正の効果価値を持ったフィルターを通してくる場合が多く、それをみすみす見逃す可能性があるという意味では損とも言えます。参考書によって口上なり重視する点が違うのもこの一種と考えていいのではないでしょうか。
身を以て独学の手探り感をずっと実感してきた私にとっては特に恩師からの教えの重大さを感じています。こうした絶好の機会を逃さないためにも一度内職は躊躇ってみるだけの価値はあると思いませんか。
まあこうは言っても人というのはそれが無いと思ってるから内職するんですけどね(笑)。自分で色々試行錯誤して考え抜いたり体系化したりした方が自分の為になるというのも自分はわかっていますし。
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